恋文 |
情書 |
01. 銀の龍の背に乗って
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷(いた)んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている
★ 急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている ★
夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日
◆ 明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を ◆
失うものさえ失ってなお 人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は 人が人の痛みを聴くためだ
★ Repeat
わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも
◆ Repeat
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を
銀の龍の背に乗って
銀の龍の背に乗って |
01. 騎在銀龍的背上
中譯:Orika
在那片蒼藍大海的另一頭 此刻有誰正傷痕累累
如同還不會飛的幼雛一般 我哀嘆著己身之無力
★ 快呀悲愁 化為翱翔天際的羽翼吧
快呀傷痕 化為指引方向的羅盤吧
如同還不會飛的幼雛一般 我哀嘆著己身之無力 ★
空等夢想前來迎接 一味哆嗦苦候的昨日
◆ 明天 我要踩著巨龍的腳印爬上山崖 登高一呼 "來 起飛了"
騎在銀龍的背上 凌空而去 飛往生命的荒漠
騎在銀龍的背上 御風而去 穿越雨雲的渦漩◆
哪怕將逝之物正在消逝 人們仍有他人伸出的援手可依附
獨留一身柔嫩肌膚的原因 正是為了去傾聽他人的苦痛
★ Repeat
即便是如同棉絮般的柔弱翅膀 即便是如同嫩芽般的脆弱指爪
◆ Repeat
騎在銀龍的背上 御風而去 穿越雨雲的渦漩
騎在銀龍的背上
騎在銀龍的背上 |
02. 恋とはかぎらない
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三/合聲:宮下文一
会わずにいる日が続く なにか忘れた気がする
それがせつないわけじゃない ただなんとなく自分になれない
今どこでどうしていると 知らなくても気にならない
自分のこと知らないのと 同じくらい知らないだけで
◆ 24時間そばにいたいってわけじゃない
でも1番肝心な時は逢ってね ◆
★ 恋とはかぎらない 情とはかぎらない
それから先 そこから先 何に変わってゆくのだろうか ★ × 2
似合う人といるのでしょう 縁の人と住むのでしょう
うらやましいわけじゃない ただなんとなく溜息が出る
何も訊かない 何も言わない だけどわかる 何かあった
何も問わない 何も見せない だけどわかる 少し変わった
◆ Repeat
★ Repeat × 2
恋とはかぎらない 情とはかぎらない
恋とはかぎらない 情とはかぎらない |
02. 不見得是愛情
中譯:Orika
最近這陣子一直都沒踫面 不知怎地有些悵然若失
倒也不至於痛苦難耐啦 只是覺得變得不像自己了
現在你人在哪 正在做啥 就算我對此一無所知 也不怎麼在意
不過就像 自己有時連自個兒的事 也搞不大清楚那樣罷了
◆ 也不是要你24小時都黏在身旁
不過最重要的時刻還是希望你在場啊 ◆
★ 這不見得就是愛 不見得就是情
接下來呢 這之後呢 我們之間的故事會如何發展呢 ★ × 2
你正跟契合之人在一起吧 你正跟緣定之人住一起吧
我並不是嫉妒喔 只是會沒來由地嘆氣
什麼也不問 什麼也不說 可就是知道 我倆之間絕對有什麼
什麼也不猜 什麼也不露 可就是知道 確實有一點不一樣了
◆ Repeat
★ Repeat × 2
不見得就是愛 不見得就是情
不見得就是愛 不見得就是情 |
03. 川風
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
あの人といた頃は 毎日いいことばかりあったから
あの人といた頃は うれしいこと きれいなものばかりで
だから もしも離れたならば
なにもいいことなくなりそうで それがこわくなった
★ 川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと
川風よ伝えて あの人に伝えて あやまりたいのと ★
あの人といなければ いいことなくなるのがこわかったの
でもそれは あの人を大切にすることとは違ってた
バカね私 今思い出す
ずっとあの人 寂しくて それで離れて行ったのね
★ Repeat
あやまりたいのと |
03. 川風
中譯:Orika
和那個人在一起的時候 每天發生的全是好事
和那個人在一起的時候 總是充滿令人高興的事情 美麗的事物
所以 萬一哪天分手了
所有的美好不就都化為烏有了嗎 這麼一想就教我不寒而慄
★ 川風啊請為我傳達 傳話給那人 說我想向他道歉啊
川風啊請為我傳達 傳話給那人 說我想向他道歉啊 ★
如果沒法跟那人在一塊 我怕所有的美好都會消失
我怕歸怕 但那並不代表 我就曾經好好珍惜過他
真傻啊我 現在想想
當時那人一直都是寂寞的 因此才會離開我啊
★ Repeat
說我想向他道歉啊 |
04. ミラージュ・ホテル
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三
そんなホテルがどこにあるのか 誰も確かに見た人がない
どんな造りでどんな色なの 人の噂のたびに違うよ
◆ 星がとても近くあって 水がとても近くあって
古い手すり ステンドグラス もしくは障子に映る影の世界 ◆
★ ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号
ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない
ミラージュ・ホテル その鍵はありえない部屋の番号
ミラージュ・ホテル それはもしやあると疑えなくもない ★
コンクリートの段を昇って 底の底まで降りてゆくらしい
出迎えるのはうつむくベルボーイ 昔見送った少年に似てる
他の部屋はふさがっている 昔からの客が住んでる
行きどまりの駅の壁に掛かる絵の中から 顕れるレセプション
★ Repeat
◆ Repeat
★ Repeat |
04. 蜃景飯店(Mirage Hotel)
中譯:Orika
你說的那家旅館位於何處 沒有人真的親眼看過
是何種構造 何種顏色 每每聽到的傳聞都不盡相同
◆ 據說那兒星星伸手可及 水波近在眼前
古老的欄杆 彩色的玻璃 或者該說像投映紙門上的倒影世界 ◆
★ 海市蜃樓飯店 那把鑰匙 附屬於一個子虛烏有的房號
海市蜃樓飯店 但它的存在卻令人深信不疑
海市蜃樓飯店 那把鑰匙 附屬於一個子虛烏有的房號
海市蜃樓飯店 但它的存在卻令人深信不疑 ★
沿著水泥階梯拾級而上 卻彷彿落到比底樓還更下一層
開門接待的是低著頭的男侍 酷似我曾目送遠去的那個少年
其他房間均已客滿 住著很早之前就長居於此的客人
在盡頭的車站牆上 掛著一幅畫 一場浮現於畫中的歡迎盛會
★ Repeat
◆ Repeat
★ Repeat |
05. 寄り添う風
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
理由もなく会いたいのに 理由を探してる
会わなければならないのと 理由を探してる
◆ 人恋しさは諸刃の剣
かかわりすぎて あなたを苦しめるくらいなら ◆
★ 寄り添う風 それだけでいい あなたの袖を揺らして
寄り添う風 それだけでいい 私は彼方で泣く ★ × 2
迷っていた 混んだ駅で ・・・・・・・・・・深い夢の中で
強い人になった筈の自分とはぐれてた
◆ Repeat
どんなに傷ついていても涙を流すことさえできない人も
この世にはある
私は彼方で泣く
★ Repeat × 2 |
05. 依偎的風
中譯:Orika
明明毫無理由就是想見你 我還是努力尋思
尋找一個”非見你不可”的理由
◆ 對人的依戀 是把銳利的雙面刃
倘若陷得太深 會讓你感到痛苦的話 ◆
★ 讓我化為依偎你身畔的微風就好 偶爾輕扯你的衣袖
讓我化為依偎你身畔的微風就好 別管我是否在彼方哭泣 ★×2
迷失在人潮洶湧的車站 ・・・・・・・・・・在深沈的夢中
和本該成為強者的自己走散了
◆ Repeat
不管負傷多重 卻連一滴淚也不掉的人
也是有的 確實存在於這世上的
我在彼方哭泣
★ Repeat × 2 |
06. 情婦の証言
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
★ ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず
睦み合ってどこへも行くことはありえなかった ★ × 2
疑いの眼差が2人に向けられる
調べてもかまわない 愛だけが見えるはず
● けれど情婦の証言は法廷では 無いのに等しい ●
◆ 目撃者は「あの人よ」と指差し 現れ出る
何人もの証言はあまりに同じ言葉 ◆ × 2
どこかで仕組まれてる 身代りうまれてる
誰よりも側にいる 何もかも知っている
● Repeat
★ Repeat
ひと晩じゅう あたしたちは片時も離れず |
06. 情婦的證詞
中譯:Orika
★ 一整晚 我倆片刻形影不離
卿卿我我難分難捨 怎麼可能現身別處 ★ × 2
眾人懷疑的目光射向了兩人
要調查就請便 反正你們能搜到的只有我倆相愛的證據
● 然而 情婦的證言在法庭上卻是 等同不存在 ●
◆ 目擊者指證歷歷「就是那個人沒錯」 紛紛現身作證
無論是誰說的證詞都大同小異 ◆ × 2
一定是遭人設計了 一定是替誰揹了黑鍋
我比任何人都離他更近 沒有我不知道的啊
● Repeat
★ Repeat
一整晚 我倆片刻形影不離 |
07. ナイトキャップ・スペシャル
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三
眠れない理由を素直に思い出したくない夜中には
借りて来たビデオも 買い集めて来た薬も効き目がない
片付かない気持ちの話 男友達に打ち明ければ
答や指示を急ぐあまりに なお散らかしてくれるばかりね
◆ こんな夜中に必要なのは 普通にそばにいてくれること
たしかにそれもありかもねって そばで思ってくれること ◆
★ さんざんな真夜中には 女友達はいかが
ナイトキャップ特別製の寝酒になってあげるわ
お互いさまでしょう ★
サヨナラのあとの寂しさなら いずれ治せるわ男次第
でもサヨナラの前から寂しいなら 男の手には負えない
女の敵は女なんだと 男友達は分析をする
少し違うわ 敵は男でも女でもありうるってだけよ
傷ついた日の記憶なら 塗り替えられるわ男次第
でも傷つけたそのままだから まだ立ち直れないんでしょう
★ Repeat
◆ Repeat
★ Repeat |
07. 特調睡前酒 (nightcap)
中譯:Orika
不想坦白憶起令我失眠的理由 在這樣的深夜
連租來的錄影帶和搜購來的藥 都起不了效用
如果將雜亂無章的心事 向男性友人傾訴的話
他們就會急於給出答案和指導 那只會讓我的心情更加紊亂不堪罷了
◆ 這樣的深夜我需要的是 像平常一樣在身旁陪著我
"真的可能會那樣呢!" 設身處地理解我 ◆
★ 在淒慘落魄的深夜之中 何不找女性朋友聊聊呢
那會成為一杯絕佳的特調睡前酒
讓我們互敬一杯吧 ★
假如是分手之後的寂寞 反正遲早都能痊癒 就看對方是哪種男人囉
但若是分手之前的寂寞 那沈重卻是男人的臂膀所負荷不了的
女人的天敵是女人 男性友人們分析得頭頭是道
我卻不能完全苟同 只能說敵人是男是女都有可能吧
假如是受傷過往的記憶 再重新粉刷過就好了嘛 就看對方是哪種男人囉
但若是我所造成的傷害就束手無策了 也許對方還沒重新振作呢
★ Repeat
◆ Repeat
★ Repeat |
08. 月夜同舟
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
今宵の舟には 見覚えのある人が
ことばも持たずに 乗りあわせて揺られる
★ 眠ってるみたいでしょう
涙がこぼれても 夢みてるような姿でしょう
舟べりに凭れかかり
降りやまぬ月明かり くぐってゆくひと粒舟ゆらら ★
★ Repeat
今宵の舟には 悲しみのある人が
今宵の舟には 見覚えのある人が |
08. 月夜同舟
中譯:Orika
今宵所乘之舟 同行之人似曾相識
默然無語 與我共泛一舟蕩漾波中
★ 看似沈入夢鄉
縱使眼角淚珠滑落 依然以酣眠之姿
斜倚船緣木然不動
盈盈不絕月光灑遍 潛入光中 任一葉扁舟 悠悠擺盪 ★
★ Repeat
今宵所乘之舟 同行之人心有悲愁
今宵所乘之舟 同行之人似曾相識 |
09. 恋文
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
探るような眼で恋したりしない あなたの味方にどんな時だってなれる
試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった
嘘でも芝居でも ふりでもつもりでも 愛でも毒でも
何も違わないでしょう
試すような眼で恋したりしない あなたのすべてが宝物だった
★ 恋文に託されたサヨナラに 気づかなかった私
「アリガトウ」っていう意味が 「これきり」っていう意味だと
最後まで気がつかなかった ★
わかりきってから恋したりしない
知らないことから好きになるものだから
調べきってから恋したりしない
みつけてゆくほど好きになってゆく
何故なの本気なの 何時(いつ)なのどうしたの 何処なの誰なの
何も訊けないものね
わかりきってから恋したりしない 知らないことだけ好きになったのね
★ Repeat
★ Repeat
「アリガトウ」っていう意味が 「これきり」っていう意味だと
最後まで気がつかなかった |
09. 情書
中譯:Orika
不用偵探般的目光談情說愛 才能時時都站在你這邊
不用試探似的眼神談情說愛 你的一切我都視若珍寶
謊言也好作戲也好 虛偽也好心機也好 愛情也好毒藥也好
全都沒啥不同不是嗎
不用試探似的眼神談情說愛 你的一切我都視若珍寶
★ 然而寄託在情書中的那一句再見 我卻蠢到看不出來
所謂的「謝謝」這句話的背後 不就是「到此為止吧」的意思嗎
可直到最後我都沒有意會過來 ★
別等瞭若指掌才去愛
就是要懵懵懂懂才能陷入愛河嘛
別去追根究柢才想愛
就是要慢慢探索才會越陷越深嘛
為什麼呢真心的嗎 什麼時候做了什麼 人在哪裏和誰一起
這些話都別問出口
別等瞭若指掌才去愛 就是無知才會喜歡嘛
★ Repeat
★ Repeat
所謂的「謝謝」這句話的背後 不就是「到此為止吧」的意思嗎
可直到最後我都沒有意會過來 |
10. 思い出だけではつらすぎる
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三
むずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから
風のように距離を 雨のように時を わからせて 呼び寄せて
めぐり会えるまでの古い出来事など忘れましょう 波の彼方へ
★ さまよった足跡 凍えきった涙 引き潮にまかせましょう ★
寄り添えば温もりはどこにでもあると思えた
なのに幻はどこにでもあると知ったの
思い出だけではつらすぎる ありえない窓は開(あ)かない
本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる
★ Repeat
大切な何もかも たやすくはさがせないのに
寒いニセモノはどこにでもあると知ったの
◆ 思い出だけではつらすぎる 今すぐに抱きしめていて
本当の鍵はただひとつ 永遠にあなたが持ってる ◆
怖れを覚えて 大人になりすぎて
あとわずか爪先踏み出せなくなりそうで
◆ Repeat |
10. 徒留回憶太心傷
中譯:Orika
別用難懂的說明 描述你人所在 因為我會找不到啊
將如風般縹緲的距離 和似雨般迷離的時間 讓我知道 讓我召喚
把我們邂逅之前的過往情事都忘了吧 抛向潮浪的那頭
★ 徬徨無依的足跡 受盡寒涼的眼淚 都隨著潮退隱沒而去吧★
相偎溫存的話 就會感覺暖意無所不在
雖然我也清楚 空虛也同樣地無所不在
徒留回憶太心傷 虛有之窗怎開敞
真正鑰匙就一把 永遠都由你手拿
★ Repeat
本來嘛 最重要的幸福 哪有可能這麼輕易就被我找到
我終於懂得 冰冷的贗品是無所不在的
◆ 徒留回憶太心傷 此刻緊抱我別放
真正鑰匙就一把 永遠都由你手拿 ◆
知曉了恐怖 變得太世故
就連一小步 都無法邁出
◆ Repeat |