~節選自ARENA 37℃ (NO.1) 1996 年 4 月号 《ALBUM 収録曲全曲解説 by 草野マサムネ》~ |
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「中島みゆきが作って日吉ミミの歌った「世迷い事」っていう曲に出てくる F→E→A m っていう進行が凄く好きで(笑)。それを使って書いた曲なんです。「ヒバリのこころ」と前後して書いた曲だったから、当時は「ヒバリのこころ」の弟曲みたいだったな。 "五千光年" って言葉は、大正時代に活躍してた詩人の高橋新吉の詩に "五千光年のくしゃみ" っていうような詩があって・・・。それに近いイメージで作ってみた詞です」 「非常喜歡中島美雪所做、日吉美美所唱的『惑世之言』這首歌 F→E→A m 的旋律編排(笑)。『五千光年之夢』便是以上述編排寫成的曲子。因為和『雲雀之心』約略同期寫成,當時就像是『雲雀之心』的姊妹作一樣。"五千光年" 這個詞彙,來自活躍於大正時期的詩人高橋新吉有首 "五千光年的噴嚏" 的詩作 … 近似那樣的印象而試作的歌詞。」 高橋新吉---(1901年1月28日-1987年6月5日)
「このメロディを思い浮かんだのが、実は今お世話になってるレコード会社ではない某レコード会社の方から、ある街である料理をごちそうになりまして(笑)。で、なぜかその時に何の前ぶれもなく、さぁ食べようという時に浮かんできちゃったメロディなの(笑)。で、紙とエンピツを持ってトイレで書きとめてたというエピソードがある(笑)」 「這段旋律的靈感,其實來自並非現在關照我們的這家唱片公司而是某唱片公司的工作人員,在某條街上請吃飯時的事情。話說,為何那時會什麼預兆也沒有,在正準備大快朵頤時突然湧現出這旋律呢(笑)?帶著紙和筆衝到廁所記下來,有這麼一段插曲(笑)」
「この曲は俺がまだ大学生の頃に作った曲で、すごく寒い日だったのを覚えてる。その頃、機材車にしていた軽のワンボックスカー(ダイハツのハイゼット・アトレーのこと)があって。自宅から離れた駐車場まで自転車で行ってたわけ(笑)。で、あったかい車から出て自転車で自宅まで帰るときに "寒いよぉ" って感じで ♪ とってもさびしいー ♪ って浮かんできた曲なんだよ(笑)」 「這首歌是我還在大學時期所做的曲子,還記得當時寒冷刺骨的日子。那時我開著一輛作為貨運車的輕型單廂式小貨車(大發的 HIJET Atrai )作為代步工具。但是從家裡到停車場這一段就只好騎腳踏車了(笑)。離開暖呼呼的車子騎著腳踏車回家的過程中, "好冷啊" 的感覺 ♪ ~真是淒涼啊 ♪ ~腦海中就湧現出這首曲子了(笑)。」
「この曲、大好きなんですよ。サビのコード進行とメロディの乗り方が俺にとって凄く理想的でね。この歌詞の感じも自分が作ったくせに人の詞みたいに聞けちゃうんです。女性の声と俺の声の重なり方も凄くいいよね。この曲は、自分の曲の好きなベスト 10 の名かには絶対に入る曲。」 「我很喜歡這首曲子。副歌的合音編寫與旋律的編曲方式,對我來說是十分符合我的理想呢。雖然這首歌詞的感覺是我自己定的,聽起來卻好像是別人寫的。女聲與我的聲音交疊的方式也非常地好!在我自己所作的曲子裡面,這首曲子絕對可以列入我最喜歡前 10 名。」
「大学の卒業制作をやってた頃に、リサーチで東京近郊都市の都市構造を調べてたわけ。その時に茨城の牛久 に行ったんだけど、なぜか牛久駅で思い浮かんじゃった(笑)。プールなんて歌詞に入ってないのにタイトルにプールって付けちゃってる。「ロビンソン」みたいだね(笑)」 「在製作大學的畢業作時,調查了東京近郊都市的構造作為研究。那時去了茨城縣的牛久市,卻在牛久站莫名其妙地靈思泉湧(笑)。歌詞裡明明沒提到游泳池,卻用游泳池作為標題。就像『魯賓遜』這首歌一樣(笑)」
「これをシングルで出した時、よく映画の『魔女の宅急便』みたいだって言われた。俺としては古いアメリカのドラマの「かわいい魔女ジェニー」のイメージだったんだけどな。この曲は初めて弦楽を入れた曲で、いろんな意味で勉強になったな。メンバー以外の音が入ってくるのが凄く刺激的だった。そうそう、スピッツの初タイアップ曲なんだよ。でも地方 CM でね(白山瀬女高原スキー場イメージソング)。ほとんど知られてない(笑)」 「發行這首歌的單曲時,常常有人說很像電影『魔女宅急便』。其實對我來說,這是取自很久以前的美國影集『可愛魔女雪莉』的形象呢。這首歌是我們第一次編入弦樂的曲子,很有意思,學到了很多啊!加入 SPITZ 團員演奏之外的樂音,實在很刺激。對了,這是 SPITZ 第一首用作廣告的歌曲喔。雖說只是地方上的廣告(白山瀨女高原滑雪場的印象歌曲)。幾乎沒什麼人知道就是了(笑)」
◆魔法: Album「オローラになれなかった人のために」-1 「あれ!?これを作ったときの記憶がない!(笑)。えーっと・・・、何だっけなぁー。そうだッ。序曲として作ったんだ。『オーロラ・・・』のアルバムの序曲。 1 曲として語れないくらい、いろんな要素が入ってて、特に後半のサイケな展開は長谷川智樹さんと一緒に考えて作ったし、スピッツがプログレバンドみたいになってる。自分の作品の中でも未だにカッコいいなって思う 1 曲です」 「咦!?沒有半點創作這歌時的記憶!(笑)這個嘛…究竟是什麼呢?對了!是寫來做序曲的。『因為是無法成為極光的人』這張專輯的序曲。單獨就這首歌沒什麼好說的,加入各種要素,特別是後半部迷幻的開展是跟長谷川智樹先生一起思考創作的, SPITZ 變得頗像前衛搖滾樂團(progressive rock)。就算在自己的作品裡面我也認為這是滿像樣的一首作品。」
◆ナイフ:刀子 Album「オローラになれなかった人のために」-3 「これを作った頃って、彼女がいなかったのね(苦笑)。で,昔から俺は誰かにプレゼントするのが好きだったんだけど,彼女がいないだけに友達の女の子にプレゼントしやすい状況というか(笑)。で,女の子にプレゼントするものって何がいいのか考えた時に,ありきたりのものじゃなくてヘンなものがいいなって。女の子に刃物をドンとプレゼントする映像を思い浮かべて、歌にしたんだよね」 「在作這首歌的時候,我沒有女朋友(苦笑)。話說從以前開始,我就很喜歡送人禮物,處於正因沒有女朋友所以就容易送女性朋友禮物的情況(笑)。還有啊在考慮要送什麼禮物給女孩子的時候,比起送些老套的玩意還不如送些怪東西來得好。腦中浮現送女孩刀刃時心怦怦跳的意象,就唱出來了。」
「アマチュアの頃に、テツヤと俺の合作の「涙」っていう曲があって。もっとブルーハーツな曲だったんだけど、それを元にして別の曲として生まれ変わったといういきさつがある。 歌詞も雰囲気も全然違うのに、タイトルはそのまんま「涙」なんだよね」 「在還是業餘樂團的時期,徹也和我也曾合作過一首名為『淚』的歌曲,是首更接近 Blue Heart 風格的曲子,然後以此為原點脫胎為另一首曲子,有這麼一段來龍去脈。雖然兩首歌的歌詞和氣氛大相逕庭,不過歌名還是同樣定為『淚』就是了。 」 日文簡介: |
◆ハニーハニー(Honey Honey):甜心 甜心 Album03-2 「ライヴではよく演ってる曲なのに、未だによく歌詞をまちがえる(笑)。『惑星のかけら』を作る前に、 70 年代のヘヴィロック的な味わいを出したいと思ってて。その中核をなす曲として、ポップでハードな感じが出てる、いちばん象徴的な曲だと思う」 「雖然常在 Live 演奏這首歌,還是常唱錯歌詞(笑)。在創作『行星的碎片』之前,我就一直很想嘗試 70 年代的重金屬搖滾味的曲風。作為一首以此構成核心的曲子,表現出流行而硬派的曲風,我認為這是一首最富象徵性的歌曲。」
「ちょっと屈折したサーフ・ソングみたいなのを作ってみたくて。俺は海が好きだし、サーファーをバカにしてるつもりは全然ないんだけど、ちょっとジョークな感じはあるかも。「マーメイド」もこの曲と前後して作った曲なんだよ」 「想試著寫出帶點拐彎抹角味道的衝浪歌曲。我非常喜歡海,雖然我完全沒有看不起衝浪的念頭,或許還是帶著一絲戲謔的感覺。「美人魚」這首歌也是這時期寫的。」
「ハードロックな感じで、ちょっと大げさな感じが出したかった曲。よく "ローランダー" って何ですか ? って聞かれるんだけど、別に大した意味は持たせてなくて(苦笑)。 "低地に住む人" っていう意味なのね。低地に住む人が空にあこがれてて。羽が生えてきて・・・。そのまま自分が探し求めている星に飛んでいくっていうようなイメージでね。 その星はほとんど水でできてるんだけど、なぜか真ん中にシュロの木が 1 本生えてるんだ(笑)。このアルペジオは、俺が弾いてます。これが苦労したんだ !! 」 「硬式搖滾的感覺,希望表現出浩大氣勢的曲子。 雖然常被人問起 "ローランダ是指什麼呢" ,其實也沒有特別大不了的意思(苦笑)。是指 "住在低地的人" 的意思吧!居住在低地的人們嚮往著天空,因而長出了翅膀 …然後就這樣飛向自己所探尋的星球,如此的意象。那顆星球雖然幾乎到處都是水,正中央卻不知為何長出一株棕櫚樹來(笑)。這首歌的琶音 (Arpeggio) ,是我彈奏的。那真的很累!!」
◆タイムトラベラー(Time Traveler):時光旅人 Album04-8 「最初、この曲は「森高」っていうタイトルだったという(笑)。もっと弦楽を入れたアレンジにしようと思っててね。 ちょうどその頃に「私の夏」っていう森高千里の曲が流行ってて、あの曲のイメージだよねって言ってたからなんだよ。 結局、最終的にはバンド・アレンジになっちゃったけど 」 「最初,這首曲子是名為『森高』的標題(笑)。編曲打算要加入更多的弦樂成分。剛好那時正流行森高千里的『我的夏天』這首歌,所以說是源自那首曲子的印象喔。結果最後還是用 band 的編曲。」
「ずいぶん前に作ってた曲なんだけど、あまりにポップだからどうかなぁと思ってて。でもバンドで合わせたら、どんどんハードに仕上がってきたんで、これはいける!と採用になりました。最初は、大江千里さんみたいなポップで優しい曲だったんだよ(笑)。そうそうこの曲で、僕に子供がいると思ってる人がいるみたい。それは、ないです(笑)」
「イメージ的には、ジェーン・パーキンみたいな弱々しい声の女の人とデュエットするといいかなって最初は思ってたんだけど、頭ん中では AV 女優みたいなスキャンダラスな女性と一緒に歌ってみたいと勝手に思ってたという(笑)。でも実際は、寺本りえ子さんとデュエットしてます ( 笑 ) 」 「若能和猶如 Jane Birkin 那樣氣若游絲的女聲來個二重唱就好了, 印象中雖然一開始是這麼想的,腦袋卻胡思亂想著希望和 AV 女優一樣驚世駭俗的女性合唱看看(笑)。 不過實際上是與寺本りえ子小姐合唱的(笑)。」 註:
「前のアルバム『空の飛び方』を作ってる時からあったメロディだったんだけど、その時はうまくアレンジできなくて持ち越したんですよ。だから、やっと『ハチミツ』で日の目を見た(笑)。この詞を書いてた頃に、阪神大震災があってね。だからこそポジティブな歌詞にしようと思って書いたんです」 「雖然是在做上一張專輯『遨翔天際的方法』時就有的旋律,但那時編曲進展不順而留待至今。所以,好不容易在『蜂蜜』這張專輯時才得見天日(笑)。寫詞期間,發生了阪神大地震。正因如此我才想寫成積極正向的歌詞。」
「『ハチミツ』を作っている時に、どうも全体的におとなしいアルバムにはしたくないなと思って、アップテンポな曲を作ろうとこれを作りました。昔から使ってみたかった "ビブラスラップ" っていう楽器の音を 1 回だけ入れてます。 "あれ" っていう詞について、 "何ですか?" ってよく聞かれるんだよね」 「在做『蜂蜜』這張專輯時,怎麼也不想把整張專輯都做成沈穩平靜的風格,想作首快節奏的的曲子於是就寫了這歌。從以前就想用看看一種叫做 "震音板(Vibra Slap)" 的樂器,想把那種樂器的音色加進去一次看看。關於歌詞裡頭說到 "那個" 的歌詞,常被人問 "那是什麼呀?" 呢。」
「僕の心の中では「ロビンソン」の次のシングル候補曲だったんだよね(笑)。フォークっぽくて安らげる曲を作ろうと、なんとなく思って作った曲なんです。アルバムでもラストの曲だけど、「トンガリ'95 ~'96 」の本編でもラストに演奏した曲でした」 「在我心目中可是繼「魯賓遜」之後下張單曲的候補曲喔(笑)。不知何故就是想做出一首民謠風、讓人心情平靜的曲子。在專輯中是最後一首,在「尖銳 '95 ~ '96 」的正式演出也是最後一首演奏的曲子。 」
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