ALBUM 08. 臨月 1981.03.05

ALBUM 08. 臨月

01. あした天気になれ 
02. あなたが海を見ているうちに 
03. あわせ鏡 
04. ひとり上手 
05. 雪 
06. バス通り 
07. 友情 
08. 成人世代 
09. 夜曲 

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*如欲轉載中譯歌詞,請註明出自織歌蟲網站,謝謝。

 

臨月

預產期(臨盆之月)

01. あした天気になれ
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:星勝

何ンにつけ 一応は
絶望的観測をするのが癖です
わかりもしない望みで
明日をのぞいてみたりしないのが癖です

★ 夢もあります 欲もあります
  かなうはずなんてないと思います
  夢に破れて あてにはずれて
  泣いてばかりじゃいやになります
  雨が好きです 雨が好きです ★
  あした天気になれ

宝くじを買うときは
当たるはずなどないと言いながら買います
そのくせ誰かがかって
一等賞をもらった店で 買うんです

 はずれたときは 当たり前だと
 きかれる前から笑ってみせます
 当たり前だと こんなものさと
 思っていなけりゃ泣けてきます
 愛が好きです 愛が好きです
 あした孤独になれ

★ Repeat
  あした天気に
  雨が好きです 雨が好きです
  あした天気になれ

01. 讓明天晴空萬里吧
中譯:Orika

不論遇到什麼事 一開頭就先
用絶望的角度觀測 這就是我的毛病
自己也搞不懂究竟在期待什麼
乾脆不去展望明天 這就是我的毛病

★ 我也有夢想啊 我也有欲望啊
  但我想那全都不可能實現的
  夢想幻滅 期待落空
  開始厭倦老是哭哭啼啼的
  我喜歡下雨 我喜歡下雨 ★
  就讓明天晴空萬里吧

買彩券的時候
老是一邊嘀咕著不可能會中的啦 一邊掏腰包買下
儘管如此 還是特地跑到
曾經開出頭奬的店裏去買

 摃龜的時候 老是搶著在
 別人問我之前"本來就說不會中的嘛"故作瀟灑地笑道
 所謂的"本來"這種東西啊
 要是不去想的話 倒也可以放聲大哭
 我喜歡愛情啊 我喜歡愛情啊
 且讓我明天形單影隻吧

★ Repeat
  就讓明天的天氣
  我喜歡下雨 我喜歡下雨
  就讓明天晴空萬里吧

02. あなたが海を見ているうちに
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:安田裕美

あなたが海を見ているうちに
私 少しずつ遠くへゆくわ
風が冷たくならないうちに
私 もうすぐ そこは国道

風は夕風 心を抜けて
背中を抜けて あなたへ帰る
忘れないでね 忘れたいんだ
言えない言葉 背中から背中へ

だれか 車で待ってるみたいな
少し気取った 甘い足どりは
せめて最後の 私のお芝居
どこまで行けば バスが来るのかしら

遠いうしろで 車の音がすると
あなたが呼んでくれたのかと思って
わざと少しだけ急ぎ足になる
追い越してゆく ふたりづれ フェアレディ(fair lady)

こんな海辺に するんじゃなかった
いいかげんな 街ならよかった

持ったサンダル わざと落として
もう一度だけ ふり返りたいけれど
きっとあなたは もういないから
ふり返れない 国道 海づたい

02. 趁你眺望大海的時候
中譯:Orika

趁你眺望大海的時候
我 一步一步離你遠去了呀
趁著風未轉寒之前
我 就快扺達的前方 是國道

陣陣晚風襲來 穿透了我的心
穿透了我的背 竄回你的身邊
可別忘了我呢 但我想忘了你
說不出口的話語 從我的背傳到你的背上

假裝有誰在車上等我似地
踩著帶著些許造作的甜蜜步筏 轉身離你而去
至少在最後容許我 自導自演這場戲吧
無論到世上哪個角落 大概都會有一輛巴士來接我吧

在遠遠的後方 傳來汽車引擎發動的聲音
我想那會不會是你在喊我呢
刻意稍稍加快腳步
但掠過身旁的卻是 車上和你恰成一對的 窈窕淑女

這場景不該發生在這樣淒清的海邊
如果是在隨隨便便的哪條街上就好了

故意讓拎在手上的涼鞋 就這麼墜下
雖然我還想再舊地重遊一次
不過你一定已經不在了吧
這條無法回頭的 濱海公路

03. あわせ鏡
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:松任谷正隆

  グラスの中に自分の背中がふいに見える夜は
  あわせ鏡を両手で砕く 夢が血を流す
  なりたい夢となれる夢とが本当はちがうことくらい
  わかってるから鏡みるとき芝居してるのよ
★ つくり笑いとつくり言葉で あたいドレスを飾るのよ
  袖のほつれたシャツは嫌なの あたい似合うから ★

◆ 鏡よ鏡 あたいは誰になれる
  鏡よ鏡 壊れてしまう前に ◆
★ Repeat

  放っておいてと口に出すのは 本当はこわいのよ
  でもそう言えば誰か来るのを あたい知ってるの
● 明るい顔ができるまでには クスリたくさん必要よ
  大丈夫よって言えるまでには お酒 必要よ ●

◆ Repeat
● Repeat

◆ Repeat
● Repeat

03. 對鏡
中譯:Orika

  從酒杯中的倒影 不經意照見自己背影的夜裏
  用雙手捏碎 那成了對鏡的杯子 夢想濺出了血滴
  想實現的夢想 和能完成的夢想 是全然不相干的兩回事
  這道理我當然懂 所以照鏡子的時候 總是在演戲喲
★ 用造作的笑容 和造作的言詞 來裝飾我的舞衣吧
  我討厭袖口綻線的襯衫 因為那和我太相配了 ★

◆ 鏡子呀鏡子 我會變成什麼樣的女人呢
  鏡子呀鏡子 在完全崩壞之前 ◆
★ Repeat

  其實我很怕脫口而出「別管我!」這句話喲
  但我知道 如果這樣說的話 就會有人來關心
● 在能夠擠出明媚表情之前 大量的藥物 是必要的
  在能夠說出「我沒事」之前 酒精 也是必要的呀 ●

◆ Repeat
● Repeat

◆ Repeat
● Repeat

04. ひとり上手
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:萩田光雄

私の帰る家は
あなたの声のする街角
冬の雨に打たれて
あなたの足音をさがすのよ

あなたの帰る家は
私を忘れたい街角
肩を抱いているのは
私と似ていない長い髪

★ 心が街角で泣いている
  ひとりはキライだとすねる
◆ ひとり上手とよばないで
  心だけ連れてゆかないで
  私を置いてゆかないで
  ひとりが好きなわけじゃないのよ ◆ ★

雨のようにすなおに
あの人と私は流れて
雨のように愛して
サヨナラの海へ流れついた

手紙なんてよしてね
なんども くり返し泣くから
電話だけで捨ててね
僕もひとりだよと騙してね

★ Repeat

◆ Repeat

04. 擅於獨處
中譯:Orika

我要回去的家是
傳來你聲息的街角
冬雨打在身上
追尋著你的腳步聲啊

你要回去的家是
想要忘掉我的街角
你正緊摟肩頭的那個她是
一點也不像我的 長頭髮

★ 我的心正在街角哭泣著
  鬧著彆扭說「我討厭孤單一人!」
◆ 不要說我擅於一個人獨處
  不要只帶走我的心
  不要丟下我不管
  喜歡自己一個人 哪有可能 ◆ ★

像落入凡間的雨滴一般
那個人和我 純真地流淌著
也像漫溢人間的雨水一般 我們的愛情
最終也流入告別的大海

就別再寫信給我了
因為那會讓我反覆讀到淚流滿面
打個電話來說分手就好
騙我說「我也是一個人呀!」吧

★ Repeat

◆ Repeat

05. 雪
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:萩田光雄

★ 雪 気がつけばいつしか
  なぜ こんな夜に降るの
  いま あの人の命が
  永い別れ 私に告げました ★

あの人が旅立つ前に
私が投げつけたわがままは
いつかつぐなうはずでした
抱いたまま 消えてしまうなんて

★ Repeat

◆ 手をさしのべればいつも
  そこにいてくれた人が
  手をさしのべても消える
  まるで 淡すぎる 雪のようです

  あの人が教えるとおり
  歩いてくはずだった私は
  雪で足跡が見えない
  立ちすくむ あなたを呼びながら ◆

◆ Repeat

★ Repeat

05. 雪
中譯:Orika

★ 當我回過神時不知何時飄起了雪
  為何偏要下在這樣的夜裏呢
  如今 那個人的人生
  已經永遠與我訣別了 ★

在那人浪跡天涯之前
當時忍不住破口大罵的那份任性
原本該找一天賠罪的
但卻懷著這樣的任性 終至消失

★ Repeat

◆ 每當我一伸手 向來總是
  待在同一個地方的人
  如今就算我伸長了手 也遍尋不著了
  就好似 過於輕薄的 雪花

  原本該依循那人告訴我的道路
  一步一步走下去的我
  卻在雪地中望不見任何足跡
  只能呆呆佇立 一遍一遍呼喚著你 ◆

◆ Repeat

★ Repeat

06. バス通り
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 萩田光雄

昔の女を だれかと噂するのなら
辺りの景色に気をつけてからするものよ
まさかすぐ後ろの ウィンドウのかげで
いま言われている私が
涙を流して すわっていることなんて
あなたは 夢にも思っていないみたいね

バスは雨で遅れてる
店は歌が 止まってる
ふっと聞こえる 口ぐせも
変わらないみたいね それがつらいわ

時計をさがして あなたが店をのぞくまで
私は無理して 笑顔になろうとしてる

古びた時計は 今でも 昔のように
あなた待ちわびて 十時の歌を歌いだす
小指をすべらせて ウィンドウをたたく
ねえ 一年半遅刻よ
あの日はふたりの時計が違ってたのよね
あなたはほんとは待っていてくれたのよね

バスは雨で遅れてる
店は歌が流れ出す
雨を片手でよけながら
二人ひとつの上着 かけだしてゆく

ため息みたいな 時計の歌を 聴きながら
私は ガラスの指輪をしずかに落とす

06. 巴士道
中譯:Orika

如果你要跟別人說前女友的八卦
也先該注意一下四周再說吧
怎會那樣湊巧 隱身在你正後方櫉窗的暗影中
聽著自己被品頭論足的我
正淚流滿面地坐在那兒
你大概 連做夢也想不到吧

下雨天 巴士誤點了
當店內播放的歌曲稍歇的那瞬間
無意間聽見 你熟悉的口頭禪
好像一點也沒變呢 還是那樣讓人揪心啊

在你為了找尋時鐘而瞄向店內之前
我會盡我所能地 保持臉上的笑容

那座老舊的時鐘 至今 仍一如往昔
焦躁地等候你來赴約 準時在十點整唱起歌來
小指滑下了窗面 輕輕叩著玻璃窗
喂 你遲到了整整一年半耶
相約的那一天 我倆的時鐘一定是有誤差吧
其實你一直都在等我對吧

下雨天 巴士誤點了
店內流洩不絶的歌聲
憶起了 兩個人 舉起一隻手遮雨
同披著一件襯衫 飛奔而去的青春姿影

我聽著 那猶如聲聲嘆息的時鐘之歌
靜靜地 摘下了手上的玻璃戒指

07. 友情
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:松任谷正隆

悲しみばかり見えるから
この目をつぶすナイフがほしい
そしたら闇の中から
明日が見えるだろうか
限り知れない痛みの中で
友情だけが 見えるだろうか

企みばかり 響くから
この耳ふさぐ海へ帰るよ
言葉を忘れた魚たち
笑えよ 私の言葉を
終わり知れない寒さの中で
友情さえも 失っている

★ この世見据えて笑うほど
  冷たい悟りもまだ持てず
  この世望んで 走るほど
  心の荷物は軽くない
  救われない魂は
  傷ついた自分のことじゃなく
  救われない魂は
  傷つけ返そうとしている自分だ ★

一番欲しいものは何ンですか
命賭けても守るものは何ンですか
時代という名の諦めが
心という名の橋を呑み込んでゆくよ
道の彼方にみかけるものは
すべて獲物か 泥棒ですか

★ Repeat

自由に歩いてゆくのならひとりがいい
そのくせ今夜も ひとの戸口で眠る
頼れるものは どこにある
頼られるのが嫌いな 獣たち
背中にかくした ナイフの意味を
問わないことが友情だろうか

★ Repeat

07. 友情
中譯:Orika

因為只能看見傷悲的模樣
所以我想要一把刀來刺瞎雙眼
這麼一來 從一片漆黑之中
就能望見明天吧
在不知止境的痛楚之中
唯有友情是張眼得見的吧

因為只能聽見算計的聲音
所以我想摀住耳朵回歸大海呵
就讓早已忘卻言語的魚群們
來嘲笑我所說的話吧
在不知所終的寒冷之中
就連友情也蕩然無存了

★ 我還未擁有
  冷眼笑看人間的世故
  望著人世 越往前奔
  心頭的負擔就越不輕盈
  無可救藥的靈魂
  並不是那個遍體鱗傷的自己
  無可救藥的靈魂
  是那個企圖以牙還牙的自己 ★

我最渴望的是什麼呢
不惜賭上性命也要捍衛的是什麼呢
以時代為名的豁達
逐漸呑沒以心靈為名的橋樑了喲
在道路彼端所尋獲的
全都是付出努力所得的成果嗎 還是剽竊來的贗品呢

★ Repeat

若要自由昂首闊步的話 隻身獨行是為上策
職此之故 今夜又不得不在人家門口蜷屈而眠
能讓人依賴的 在哪裏呢
厭惡被依賴的 野獸們呀
不去問 藏在背後那把刀意謂著什麼
就算是友情嗎

★ Repeat

08. 成人世代
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:星勝

悲しい気持ちを 抱きしめて
悲しみ知らないふりをする
笑っているのは 泣き顔を
思い出さずに歩くため

寂しい気持ちを 抱きしめて
寂しさ知らないふりをする
踊っているのは憐れみを
鎖と共に捨てるため

テレビの歌はいかにもそこに
いかにもありそうな お伽ばなしをうたう
夢やぶれ いずこへ還る
夢やぶれ いずこへ還る

隣りを歩いてゆく奴は
だれもが幸せ のぼり坂
ころんでいるのは自分だけ
だれもが心で そう思う

大人の隣りを追い越せば
しらけた世代と声がする
子供の隣りを追い越せば
ずるい世代と声がする

電車のポスターは いつでも夢が
手元に届きそうな ことばだけ選ぶ
夢やぶれ いずこへ還る
夢やぶれ いずこへ還る
夢やぶれ いずこへ還る

08. 成人世代
中譯:Orika

懷著萬分憂傷的心情
卻裝作一副不識哀愁的模樣
之所以強顏歡笑是為了
不願再想起哭泣的容顏 只想好好走下去

懷著無比寂寞的心情
卻故作一副不識孤寂的模樣
之所以扭身狂舞是為了
鎖上同情心並連同鎖頭 一併丟棄

電視中的流行歌煞有其事地在那兒
唱著好像煞有其實的童話
當夢想幻滅時 我該歸向何方
當夢想幻滅時 我該歸向何方

從我身旁走過的那些傢伙
個個都走在幸福的上坡道上
跌了個狗吃屎的就只有我一個人
他們心裏一定是這麼想的

要是躋身大人的圈圈
就會有人說現在年輕人都是冷漠世代
要是躋身小孩的圈圈
就會有人說大人都是出自卑鄙世代

電車上的海報 任何時候總是
刻意挑一些 彷彿夢想垂手可得的標語
當夢想幻滅時 我該歸向何方
當夢想幻滅時 我該歸向何方
當夢想幻滅時 我該歸向何方

09. 夜曲
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:松任谷正隆

街に流れる歌を聴いたら
気づいて 私の声に気づいて
夜にさざめく 灯りの中で
遙かにみつめつづける瞳に気づいて

★ あなたにあてて 私はいつも
  歌っているのよ いつまでも
  悲しい歌も 愛しい歌も
  みんなあなたのことを歌っているのよ
  街に流れる歌を聴いたら
  どこかで少しだけ私を思い出して ★

月の光が 肩に冷たい夜には
祈りながら歌うのよ
深夜ラジオのかすかな歌が
あなたの肩を包みこんでくれるように

あなたは今も 私の夢を
見てくれることがあるかしら
悲しい歌も 愛しい歌も
みんなあなたのことを歌っているのよ
月の光が 肩に冷たい夜には
せめてあなたのそばへ流れたい

街に流れる歌を聴いたら
気づいて 私の声に気づいて
心かくした灯の中で
死ぬまで 贈りつづける歌を受けとめて

★ Repeat
  思い出して

09. 夜曲
中譯:Orika

若你駐足聆聽街頭流洩的歌曲
請留意 留意一下我的歌聲
留意那雙 在夜晚私語的燈火中
繼續遙望遠方的眸子

★ 一直以來 我總是以你為對象
  歌唱著的喲 無時無刻
  哀傷的歌也好 愛戀的歌也好
  全都是在唱你的故事喲
  若你駐足聆聽街頭流洩的歌曲
  請在世上某處稍稍想起我吧 ★

在月光傾洩肩上的冷冷寒夜中
我祈禱並高歌著喲
希望這深夜廣播中播出的小小歌曲
能夠環繞你的肩膀

你至今仍在注視著
我的夢想是不是?
哀傷的歌也好 愛戀的歌也好
全都是在唱你的故事喲
在月光傾洩肩上的冷冷寒夜中
至少想讓這歌聲奔流到你身畔

若你駐足聆聽街頭流洩的歌曲
請留意 留意一下我的歌聲
在盞盞藏起心事的燈火中
請接受 這不斷贈予你 至死方休的歌 

★ Repeat
  想起我