ALBUM 37. 真夜中の動物園 2010.10.3

ALBUM 37. 真夜中の動物園

01. 今日以来 
02. 真夜中の動物園 
03. まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う 
04. ハリネズミだって恋をする 
05. 小さき負傷者たちの為に 
06. 夢だもの 
07. サメの歌 
08. ごまめの歯ぎしり 
09. 鷹の歌
10. 負けんもんね
11. 雪傘 (Bonus Track)
12. 愛だけを残せ(Album Version)(Bonus Track)

*滑鼠點擊日文歌詞中的變色字串,可參看相關註解。
*如欲轉載中譯歌詞,請註明出自織歌蟲網站,謝謝。

 

真夜中の動物園

深夜中的動物園

01. 今日以来
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三&中村哲

失敗ばかりの人生でした やることなすこと へまばかり
後悔ばかりの人生でした 迷惑ばかりを散らかしました
謝れば 理由が付けば
何が消せるというのでしょうか
★ もう愛します 今日以来
  愛されたがりは罪つくり
  もう愛します 今日以来
  愛したがりになれるかな★

わけのわからん人生でした あちらぶつかり こちらぶつかり
さまにならない人生でした 間違いばかりをやらかしました
こけました へこみました
なのに何んにも学べてません
★ Repeat

人の善意を信じることは 怖いことです 綱渡りです
人の悪意を信じるほうが 安全でしょうね 寂しいけれど
突然に 暖かな人に出会って
泣いたりするんです
★ Repeat

★ Repeat

01. 從今而後
中譯:Orika

充斥失敗的人生 走過路過全是罪過
充斥後悔的人生 胡搞瞎搞淨惹麻煩
要是我認錯賠罪 要是我能講出箇中原由的話
聽說就能抺銷一些污點是嗎
★ 我已準備去愛 從今而後
  奢求被愛只是 造罪造業
  我已準備去愛 從今而後
  內心可還有想愛的欲望嗎 ★

不明所以的人生 這裡那裡跌跌撞撞
不成體統的人生 大錯小錯層出不窮
跌倒摔跤 洩氣屈服
可卻從沒記取任何教訓
★ Repeat

要去相信他人的善意總令人不免戰戰兢兢 如走鋼索
反之相信他人的惡意就準保安全無虞了吧 雖然寂寞
倘若突然間 遇到一個溫暖的人
會讓人不由自主地哭出來吧
★ Repeat

★ Repeat

02. 真夜中の動物園
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三

★ 真夜中の真ん中に
  動物園では人知れず
◆ 逢いたい相手が逢いに来る
  逢えない相手が逢いに来る ◆ ★

★ Repeat

● 柵も壁も 闇と同じものになった真夜中
  今ではもう無い草原の はるか彼方から
  滅びた群れが 連なってやって来る ●
  Dada・・・・
◆ Repeat

  真夜中の羊水に
  動物園は浮いている
◆ Repeat

  眠っているように 外から見えるだろう真夜中
  はるかな国で消えた 渡り鳥の迷子が
  星に連れられて 地平線を飛んで来る
  Dada・・・・
◆ Repeat

  眠っているように 外から見えるだろう真夜中
▲ 誰だい ヒトなんか呼んだのは
  流氷に座ってる
  あれはシロクマの親代りだったヒトさ ▲
  Dada・・・・
◆ Repeat

● Repeat
▲ Repeat
  Dada・・・・
◆ Repeat
  Dada・・・・
  Dada・・・・

02. 深夜的動物園
中譯:Orika

★ 在深夜的最深之處
  無人知曉 在動物園中
◆ 期盼見面的對象將來此相會
  無緣相見的對象將來此相會 ◆ ★

★ Repeat

● 圍欄 牆垣 此刻已與黑暗無異的深夜
  從現已不復存的遙遠草原那頭
  早已滅絕的族群 將成群結隊奔赴此地 ●
  Dada・・・・
◆ Repeat

  動物園就靜靜飄浮在
  深夜的無邊羊水之上
◆ Repeat

  從外表看來 像陷入夢鄉的深夜
  絕跡於遠方國度的 迷路候鳥
  將在星光的帶領之下 飛越地平線翩臨此地
  Dada・・・・
◆ Repeat

  從外表看來 像陷入夢鄉的深夜
▲ 是誰呀 人類這種生物所呼喚的正是
  蹲踞於流冰之上的
  亦即那自詡為白熊養父養母的人類呵 ▲
  Dada・・・・
◆ Repeat

● Repeat
▲ Repeat
  Dada・・・・
◆ Repeat
  Dada・・・・
  Dada・・・・

03. まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三

笑うことも 泣くことも その場限りのあたしたちだけど
思うことも しゃべることも その場限りのあたしたちだけど
怒ることも 歌うことも その場限りのあたしたちだけど
大嫌いも 大好きも その場限りのあたしたちだけど

だって ホラ1日は いつの間にか過ぎてゆく
だって ホラ1生は いつの間にか過ぎてゆく
ギリギリのところで 脆い糸につかまって
細々と疑う 瞬間たちの羅列の中で

笑うことも 泣くことも 思うことも しゃべることも
怒ることも 歌うことも 大嫌いも 大好きも
あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは
自由っていう名前の中 何か嘘を嗅ぎ取ってる

走ることも 停まることも その場限りのあたしたちだけど
寒いことも 暑いことも その場限りのあたしたちだけど
飾ることも 脱ぐことも その場限りのあたしたちだけど
憧れも  共感も その場限りのあたしたちだけど

そうかもね 1秒も過ぎたことは霧の中
そうかもね 1秒も先のことは霧の中
手探りで迷って 行く先々ぶつかって
怖々(こわごわ)と疑う  瞬間たちをつなぎ合わせながら

走ることも 停まることも 寒いことも 暑いことも
飾ることも 脱ぐことも 憧れも 共感も
あたしたちは あたしたちは あたしたちは あたしたちは
自由っていう名前の中 何か影を嗅ぎ取ってる

03. 恰如高速電車般我們擦肩而過
中譯:Orika

或歡笑 或哭泣 雖僅限於當下此時的我們
或思考 或說話 雖僅限於當下此時的我們 
或憤怒 或歌唱 雖僅限於當下此時的我們
最嫌惡 最傾心 雖僅限於當下此時的我們

可是你瞧 一天在不知不覺間就過去了
可是你瞧 一生在不知不覺間就過去了
在最後截止期限前 卻被牽繫彼此的脆弱細線擄獲
倘若細究起來 我們就置身於無數瞬間的隊列之中

或歡笑 或哭泣 或思考 或說話
或憤怒 或歌唱 最嫌惡 最傾心 
我們是 我們都 我們啊 我們唉
在標榜自由的名義中 總嗅到一股欺騙的味道

或奔跑 或止步 雖僅限於當下此時的我們
或寒冷 或炎熱 雖僅限於當下此時的我們
或矯飾 或赤裸 雖僅限於當下此時的我們
或憧憬 或共鳴 雖僅限於當下此時的我們

或許真是如此吧 一秒鐘之前的世界 如墜五里霧中渾沌
或許真是如此吧 一秒鐘之後的世界 如墜五里霧中茫然
我們摸索著迷失著 所到之處連連碰壁
在戒慎恐懼之中 我們的無數瞬間仍將交錯相連

或奔跑 或止步 或寒冷 或炎熱
或矯飾 或赤裸 或憧憬 或共鳴
我們是 我們都 我們啊 我們唉
在標榜自由的名義中 總嗅到一絲陰影的存在

04. ハリネズミだって恋をする
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

傷つきやすいということが 言い訳になってハリネズミ
傷つきやすいということが 逃げ道になってハリネズミ
傷つきやすいということが 世渡りになってハリネズミ
傷つきやすいということが 止まらなくなってハリネズミ
この針は 脱げない鎧
寒さよけにもならないくせに
この針は 脱げない鎧
人にも我にも突き刺さる
でも ハリネズミだってね 切実な恋をする
暖めあって眠りたい
ハリネズミだって恋をする

傷つけちまった悲しみに 後ずさりするハリネズミ
傷つけちまった悲しみに ひとりぽっちになるハリネズミ
この針は 脱げない鎧
外から来たか内から来たか
この針は 脱げない鎧
折っても抜いてもまだ増える
でも ハリネズミだってね 遠大(えんだい)な恋をする
隙(すき)まる出しで笑いたい
ハリネズミだって恋をする
ハリネズミだって恋をする

04. 刺猬也要戀愛
中譯:Orika

拿"容易受傷"這一點 當成藉口的刺猬
將"容易受傷"這一點 做為退路的刺猬
以"容易受傷"這一點 居處世間的刺猬
於是"容易受傷"的軀體  果真就一再受傷的刺猬
那身尖刺 是脫不掉的鎧甲
明明也不能拿來禦寒啊
那身尖刺 是脫不掉的鎧甲
刺傷別人的同時也刺傷自己
可是 就算是刺猬呢 也要談場刻骨銘心的戀愛
也渴望溫暖彼此 相依同眠
就算是刺猬也要戀愛

被徹底傷害的悲傷 因而退縮不前的刺猬
被徹底傷害的悲傷 選擇孤絕一身的刺猬
那身尖刺 是脫不掉的鎧甲
究竟是由外戳入還是由內扎出的呢
那身尖刺 是脫不掉的鎧甲
就算折斷就算拔除還是會不斷增長
可是 就算是刺猬呢 也要談場轟轟烈烈的戀愛
也渴望破綻百出 開懷大笑
就算是刺猬也要戀愛
就算是刺猬也要戀愛

05. 小さき負傷者たちの為に
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一

声もなき 小さき者たちは
見開いた瞳も乾いて
力なき 小さき者たちは
ひれ伏して 爪まで縮めて
愛のある人間と 愛のない人間の
微笑みの違いなど 読みわけるすべもなく
疑わず まっすぐに付いてゆく
★ 言葉持たない命よりも
  言葉しかない命どもが
  そんなに偉いか 確かに偉いか
  本当に偉いか 遥かに偉いか
  卑怯と闘う同志でありたい
  小さき小さき負傷者たちの為に ★

仕方なく 小さき者たちは
己(おの)が身を 比べることなく
傷ついて 小さき者たちは
己(おの)が身の 落度かと詫びる
心ある人間と 心ない人間の
さしのべるその腕を 選びとるすべもなく
助け無く 運命に耳を澄ます
★ Repeat

★ Repeat
  卑怯と闘う同志でありたい
  小さき小さき負傷者たちの為に

05. 為了渺小的負傷者們
中譯:Orika

噤若寒蟬的 小人物們
連惶恐睜大的雙眸也乾枯了
弱不禁風的 小人物們
五體投地俯首稱臣 連爪子都瑟縮起來
有愛之人 和無愛之人
兩者所露出的微笑 連判讀其中差異的能力也沒有
不疑有他 立刻就亦步亦趨追隨在後
★ 相較於生來便不具語言的物種
  除了言語再無其他本領的生命
  有那麼了不起嗎 確實了不起嗎
  是真的了不起嗎 相當了不起嗎
  我願成為 同他們並肩對抗 "怯懦" 之敵的同志
  為了渺小卑微的負傷者們 ★

束手無策的 小人物們
看看自身 沒半點足以和人一較高下的長處
傷痕累累的 小人物們
只能卑恭屈膝 連聲為自身過失賠罪道歉
有心之人 和無心之人
兩者所伸出的援手 連選對靠山的識人之明也沒有
孤立無援 只能洗耳恭聽命運的安排
★ Repeat

★ Repeat
  我願成為 同他們並肩對抗"怯懦"之敵的同志
  為了渺小卑微的負傷者們

06. 夢だもの
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三

ありえないってことが わからない訳じゃない
ありえないからこそ夢に見るものでしょ
説明はつかない 理屈にも合わない
ありえない話を夢と呼ぶものでしょ
◆ 踊ってくださいと くじけないで言える
  あなたは気さくに 手を取ってくれる ◆
★ だって夢だもの 全部夢だもの
  好きになっても 打ち明けても 誰も困らない
  どうせ夢だもの 全部夢だもの
  儚(はかな)くっても 短くっても
  嘆かないのよ 夢だもの ★

月の降る夜です 思い出が呼びに来る
湖の面(おもて)に町が出来てるよと
出かけましょ 行(ゆ)く先はなつかしい町角
出かけましょ 出会うのはなつかしい人々
あったかもしれない なかったかもしれない
初めてをもう一度 あなたと出会おう
★ Repeat

◆ Repeat
★ Repeat

06. 因為是夢嘛
中譯:Orika

所謂痴人說夢的意思 我也不是不曉得
正因是痴人說夢無法成真 所以人才要做夢啊
是莫名其妙 是不合邏輯
所以才會把痴人夢話叫做白日夢嘛
◆"我想請你跳支舞" 在夢中我可以毫不扭捏地開口邀請你
  而你也會大大方方牽起我的手 ◆
★ 因為是夢嘛 全都是夢嘛
  就算戀上了誰 就算大膽表白 也不會給誰帶來困擾
  反正是夢嘛 全都是夢嘛
  就算虛無縹緲 就算短暫易逝
  也無需嘆息 就是一場夢嘛 ★

月色皎潔的夜晚 喚醒了陳封已久的回憶
"湖面上浮現了整座城市喲"
出門看看吧 目標是令人懷念的街角
出門看看吧 遇見了令人懷念的人們
或許真有 或許沒有
再一次與你 初次相見吧
★ Repeat

◆ Repeat
★ Repeat

07. サメの歌
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三

よしましょうよ
昔のことを飾ってる間に 短気な今が過ぎてゆく
よしましょうよ
昔の傷を気取ってる間に 身軽な今が過ぎてゆく
★ 可笑(おか)しいことに なまものは後ろへ進めない
  なりふりを構いもせず 前(さき)へ向くように出来ている
  サメよ サメよ 落とし物の多い人生だけど ★

よしましょうよ
手柄(てがら)話を繕(つくろう)う暇に あこぎな今が過ぎてゆく
よしましょうよ
ほつれた過去を繕う暇に 浮気な今が過ぎてゆく
  哀しいことに なまものは後ろへ進めない
  いまさらと笑いながら 後悔にさいなまれてる
  サメよ サメよ 忘れ物の多い人生だけど

★ Repeat

07. 鯊魚之歌
中譯:Orika

算了吧
當你想盡辦法去粉飾過往的當中 急性子的"現在"一溜煙就要過去
算了吧
當你為往日傷痛故作可憐的當中 輕飄飄的"現在"一溜煙就要過去
★ 可笑的是 生鮮活物可不會朝後方前進
  別在意體面與否 只要面向前方就行了
  鯊魚呀 鯊魚呀 人生本來就堆砌著種種失落嘛 ★

算了吧
當你為過去的豐功偉業加油添醋時 厚臉皮的"現在"一溜煙就要過去
算了吧
當你為過去的破綻漏洞縫縫補補時 沒定性的"現在"一溜煙就要過去
  可悲的是 生鮮活物可不會朝後方前進 
  當你苦笑著"早知道就..."時 內心正受著悔恨的煎熬
  鯊魚呀 鯊魚呀 人生本來就充斥著種種遺忘嘛

★ Repeat

08. ごまめの歯ぎしり
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

目出度(めでたい)いことか知らないけれど
私、この頃 疑ぐり深い
人の気持ちや真心よりも
人の打算に目が向いてしまう
人を見る目がついたのか 人を見る目が失(う)せたのか
あの日のように単純に あの日のように明快に
見てくれだとか 肩書きだとか
そんなものには食いつかないのよ
だから1人でお茶を飲むんです
ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん

賢いことか知らないけれど
私、この頃 よそ見が多い
どこが素敵か見つめるよりも
どこが胡乱(うろん)か見つめてしまう
懲(こ)りた記憶がささやくの 懲(こ)りる予感がささやくの
あの日のように全身で あの日のように全霊で
空振りしたら立ち直れない
立ち直るほど時間がないでしょ
だから冷たく世間話です
ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん

油断をすると恋をする 弱気になると恋をする
そこらの人に突っ走り 相(あい)も変わらずつんのめる
高い樹にあるブドウはどうせ
酸っぱいとでも言っておきましょう
だから1人で星を観るんです
ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん
だから1人で星を観るんです
ごまめの歯ぎしりでしょうね、たぶん

08. 小沙丁魚的咬牙切齒
中譯:Orika

也不知道這是不是值得祝賀啦
我啊 這陣子 整個人變得疑神疑鬼的
比起去關注別人的感情與真心
我的目光更專注於檢視別人內心的算計
這樣到底是更有識人之明了 還是更識人不明了
像往日一樣單純 像往日一樣明快
什麼穿著打扮啦 什麼地位頭銜啦
那種虛偽的表面假象我早就不吃那一套了
所以才會一個人孤芳自賞獨自品茗
反正也只是小沙丁魚的咬牙切齒 有啥屁用...唉 大概吧

也不曉得這算不算精明能幹啦
我啊 這陣子 變得習慣冷眼旁觀了
比起注意哪裡有什麼可取之處
我的目光更聚焦於巡視哪邊有可疑之處
吃過苦頭的記憶在耳邊七嘴八舌 將會吃苦的預感在耳邊碎嘴雜舌
像往日一樣全心全意 像往日一樣全力以赴
一旦揮棒落空 就會一蹶不振了
根本沒有讓人東山再起的時間嘛
所以跟人閒話家常也只是冷冷幾句
反正也只是小沙丁魚的咬牙切齒 有啥屁用...唉 大概吧

一掉以輕心就會陷入愛河 一軟弱無助就會滋生愛苗
忙不迭撞進旁人的懷抱 照老樣子一頭栽下去
反正吃不到的葡萄啊
就說肯定很酸就不會難過了
所以才會孤伶伶一個人看星星
反正也只是小沙丁魚的咬牙切齒 有啥屁用...唉 大概吧
所以才會孤伶伶一個人看星星
反正也只是小沙丁魚的咬牙切齒 有啥屁用...唉 大概吧

09. 鷹の歌
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

あなたは杖をついて ゆっくりと歩いて来た
見てはいけないようで 私の視線はたじろいだ
あなたはとても遅く 身体(からだ)を運んでいた
まわりの人はみんな いたわりの手を差しのべた
★ 鷹と呼ばれていた人が
  這うように命を運ぶ
◆ 「見なさい」 あなたの目が
  「見なさい」 私を見た
  「怖れるなかれ 生きることを」
  鷹の目が 見つめて来た ◆ ★

世界は変わってゆく あなたはいつもそれの
変えてはならないことを つよく叫び続けて来た
世界は変わってゆく あなたを嘲笑(わら)いながら
私はあなたの歌を 痛々しく聴き返す
  灰色の翼は痩せて
  かすれた鳴き声をあげて
  「見なさい」 あなたの目が
  「見なさい」 私を見た
  「命を超えて続くものを」
  鷹の目が 叫んでいた

あなたは停まりもせず そのまま歩いてゆく
面倒な道ばかりを あえて歩き続けてゆく
私は自分を恥じる あなたを思って恥じる
ラクな道へ流れくだる 自分の安さを恥じる
★ Repeat

◆ Repeat

09. 鷹之歌
中譯:Orika

你拄著拐杖 緩緩朝這頭走了過來
那光景讓人不忍卒睹 我的視線不自覺退縮回來
你極其遲緩地 一點一點拖動自己的身軀
週遭的人 全都忍不住伸出同情之手幫忙扶持
★ 這個曾被世人喻為雄鷹之人
  如今竟以匍匐低姿 蹣跚推動著命運
◆ 「仔細看清楚了」 你銳利的目光
  「睜眼看清楚了」 定定看著我
   「莫要恐懼 生之苦旅」 
  老鷹的眼睛 正直視著我而來 ◆ ★

這世界一直在變 一路走來你總是
不斷地向世人大聲疾呼 不可移易的事物
這世界一直在變 一邊嘲笑著你
我痛心疾首地 反覆聆聽你的歌曲
  一身灰亮羽翼如今瘦骨嶙峋
  偶爾嘎啞揚聲 那微弱的啼鳴
  「仔細看清楚了」 你銳利的目光
  「睜眼看清楚了」 定定看著我
  「超越命運 該堅持下去的東西」
  老鷹的眼睛 也曾仰天長嘯

你毫不停歇 佝僂著身子一步一步向前行
無畏前方舉步維艱的路途 勇敢持續移動著腳步
那瞬間我只覺得自己好可恥 想到你更意識到自己的可恥
就只是順流而下走上輕鬆捷徑 我為了自己的安逸感到可恥
★ Repeat

◆ Repeat

10. 負けんもんね
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三&中村哲

負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね)

あぁ 飽きもせず あぁ 倦(う)みもせず
これでもかこれでもかと 試すなら試せ試金石
あぁ 限(きり)も無く あぁ 留処(とめど)無く
まだ足りぬまだ足りぬと 試すなら試せ試金石
★ 砂地(すなじ)に水を撒いている
  小蟻(こあり)が山を牽(ひ)いている
  味方も無く ゴールも無く 人生は希望を踏みつける、が
  負けんもんね 負けんもんね
  涙ははらはら流れても
  負けんもんね 負けんもんね
  負けとる場合じゃないんだもんね ★

あぁ 失えば あぁ その分の
何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ
あぁ 何ゆえと あぁ 告げもせず
猛スピードで 猛スピードで 人生は希望を振り払う
  やっと見上げる鼻先を
  叩きのめすように日々は降る
  そんなにまで そんなにまで 人生は私を嫌うのか、な
◆ 負けんもんね 負けんもんね
  涙ははらはら流れても
  負けんもんね 負けんもんね
  あの人がいるから 負けんもんね ◆

★ Repeat

◆ Repeat

10. 我才不認輸
中譯:Orika

我才不認輸(我才不認輸) 我才不認輸(我才不認輸)

啊 貪得無饜 啊 孜孜不倦
咬牙咕噥著"就算這樣就算這樣" 要試就來試吧 試金石呀
啊 無法無天 啊 沒完沒了
咬牙咕噥著"還是不夠還是不夠" 要試就來試吧 試金石呀
★ 就像覆水入沙消失無踪
  就像螻蟻移山徒勞無功
  沒有同伴 沒有目標 人生總是無情地踐踏著希望 可是
  我才不認輸 我才不認輸
  就算哭得眼淚唏哩嘩啦流
  我才不認輸 我才不認輸
  現在還不到認輸的時候啊 ★

啊 就算失手 啊 難道就沒
一丁點油水可撈嗎 忍不住會這樣暗自期待的卑賤性格
啊 什麼理由 啊 都不告知
一下子就猛然加速 猛然加速 人生總是飛快地抖落希望
  朝著那好不容易才抬起的鼻頭
  毫不留情地揮拳擊垮 那樣的日子一再降臨
  一定要這麼絕嗎 一定要這麼絕嗎 人生是有這麼痛恨我嗎 聽好了
◆ 我才不認輸 我才不認輸
  就算哭得眼淚唏哩嘩啦流
  我才不認輸 我才不認輸
  就是因為有那個人 我才不認輸哪 ◆

★ Repeat

◆ Repeat

11. 雪傘
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三&小林信吾

迷惑でなければ傍にいて 車を拾うまで雪の中
これきりと心で決めている私の 最後のわがまま聞いてね
  灯り溢れる窓からは 疑いもしない歌がこぼれ来る
  「Happy Birthday 今日の主役は何処?」
  誰かが気づいて探しに来るまで
  雪傘の柄に指を添えて
  思い出を返しましょう

足跡消しながら後ずさる 雪の上逃げる小ギツネみたいに
小枝の代わりに嘘を抱いて 思い出消しながら遠ざかりましょう

★ 「Happy Birthday」
  今日を祝う人が居てくれたのなら 安心できるわ
  いつまで1人ずつなんて良くないことだわ 心配したのよ
  雪傘の柄に指を添えて
  ゆく時を聞いている ★

ありとあらゆる悲しいことから
あなたが守ってくれていたんだね
当たり前のように暮らした あの頃
アリガトって伝え忘れたね

★ Repeat
  思い出全部 アリガト

11. 雪傘
中譯:Orika

若不麻煩的話請陪在我身旁 直到我攔到車為止 在這大雪中
"到此為止了"我暗暗下定決心 就聽我最後這任性的要求好嗎
  流洩出暖暖燈光的窗口 亳無疑心的歌聲漫溢而出
  「Happy Birthday 今天的壽星去哪啦?」
  就一直待到有人出來找你為止
  讓我的手指 輕疊在你握住雪傘柄的手指上
  把點滴回憶還給我吧

恰似雪地上 一邊倒退一邊抹去足跡逃逸的小狐狸
就讓我抱著謊言 代替小樹枝一邊抺去回憶一邊遠去吧

★ 「Happy Birthday」
  既然有人能為你慶祝這個日子 我就安心了
  咱們老是各過各的生活可不太好呢 我總擔心著你
  讓我的手指 輕疊在你握住雪傘柄的手指上
  靜聽光陰的流逝 ★

因為環繞著我的全是悲哀之事
所以你才會前來守護我的對嗎
那段理所當然地和你朝夕相處的日子
一直忘了跟你說聲謝謝

★ Repeat
  所有你帶給我的回憶 謝謝

12. 愛だけを残せ
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲:瀬尾一三

やむにやまれぬ 人生は綱渡りだ
選ぶつもりで選ばされる手品だ
闇の中の風のように
突然に愛は居どころを求める
弱き者汝の名を名乗れ しなやかに
強き者汝の名を名乗れ ささやかに
◆ みんな儚(はかな)くて みんな愛しくて
  振り返ってしまうから ◆
★ 愛だけを残せ 壊れない愛を
  激流のような時の中で
  愛だけを残せ 名さえも残さず
  生命(いのち)の証(あかし)に 愛だけを残せ ★

思いがけない幻に誘われて
思いがけない風向きに運ばれて
偶然の朝 偶然の夜
我々は何も知らされず踏み出す
縁は不思議 それと知らぬ間(ま)に探し合う
縁は不思議 それと知りながら迷い合う
  みんな哀しく みんな恋しくて
  立ち止まってしまうから
★ Repeat

◆ Repeat
★ Repeat

  愛だけを残せ

12. 只留下愛吧
中譯:Orika

人生在世總是欲停而不止 好比走鋼索一般
是一場原打算選擇卻反被選擇的幻術騙局
宛如流竄於黑暗中的寒風
冷不妨愛情向我央求一個棲身之所
弱者報上你的名來 百折不撓地
強者報上你的名來 不足掛齒地
◆ 全都是虛幻 全都是愛憐
  可我還是會不捨回頭啊 ◆
★ 只留下愛吧 留下不會毁壞的愛
  在激流般湍急的時光中
  只留下愛吧 連名字也別留
  作為生命的證明 只留下愛吧 ★

受意想不到的幻影魅惑
被出其不意的風向推移
在一個偶然的早上 在一個偶然的晚上
我們在無人告知的全然無知中邁出步伐
緣份真不可思議 在互不知悉之下卻尋索彼此
緣份真不可思議 在熟稔對方之後卻失落彼此
  全都很可悲 全都很可愛
  可我還是會不捨留步啊
★ Repeat

◆ Repeat
★ Repeat

  只留下愛吧