ALBUM 15. 夢ばかりみていた 1990.02.25

01. 夢ばかりみていた
02. 1989年 渋滞
03. 修羅の如く
04. 初恋
05. 十六夜
06. 破
07. デイジー
08. せっせっせ
09. 冬の蝉
10. 赤い靴

*滑鼠點擊日文歌詞中的變色字串,可參看相關註解。
*如欲轉載中譯歌詞,請註明出自織歌蟲網站,謝謝。

 

夢ばかりみていた

唯夢而已

01. 夢ばかりみていた
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

いつも夢ばかりみてた 子供の頃から
風に誘われ空に憧れ 海に恋してた
どんなに辛い時も あきらめなかった
宝島やトム・ソーヤ、ピーターパン みんな仲間だった
君の夢は 元気でいますか
今も地平の果てを にらんでいますか
いつしか時は過ぎて 大人になっても
僕の夢はまだ星空みつめて 今も咲いてる

01. 唯夢而已
中譯: Orika

從小時候開始 我一直都在做著夢
為風所魅惑 憧憬著天空 眷戀著大海
無論再怎麼艱難的時候 都沒有放棄
什麼金銀島啊湯姆莎耶啊、彼得潘啊 全都是我的朋友
你的夢 依然健在嗎
至今仍遠眺著 地平線的盡頭嗎
就算在不知不覺間 已長大成人
我的夢依舊 張望著滿天繁星 至今依然盛開如昔

02. 1989年 渋滞―故 大屋順平に捧ぐ―
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

ギターケース抱えて 満員電車
迷惑そうな視線が新聞越しに こっちを見てた
あの頃の俺は 故郷の香り
そこら中まき散らし乍ら それでも夢と暮らしてた 二十歳の秋
札束で人の夢の頬を叩く町で
「昭和」のたどりついた町で うろたえ乍ら
やがて「夢」と「希望」とを 別ける事を覚えて
いつの間にか 大人ぶった顔になった
巡る季節の風景の中で
人だけが少しずつ変わってゆく
車や人だけでなく夢までも
渋滞(ラッシュ)の中で あきらめてるこの町

お前を抱きしめて いつまでもと誓ったあの日
「願い」は「誓い」ではないと気づかず 傷つけていた
夢のかけらを 拾い集めて
いつしか俺は歌ってた 掌の中で
暖めるように 悲しい歌ばかり
札束で人の心さえ買えるこの町で
憎み乍ら好きでたまらない不思議な町で
やがて「愛」と「恋」とを 別ける事を覚えて
どうやら少しばかり 不幸になったようだ
ベルリンの壁が消えたその夜に
この町にある壁にふと気づいた
今よりずっとずっと大きな声で
歌い続けたいと心から思った

歌で世界は変わらないけれど
自分だけは変わらずにいられるから
渋滞の中に心を置き去りにして
からっぽで生きてゆくなんて出来ない

ギターケース抱えて 飛び乗った「ひかり
疲れた身体をシートに沈めて ふと空を見た
今世紀最后の 金星蝕
終わったばかり 何事もないように
宝石がひとつ 空に投げてある

ギターケース抱えて
俺は明日も
歌っているだろう
多分何処かで
多分何処かで

02. 1989年 淤塞―致故人 大屋順平―
中譯: Orika

抱著吉他盒 擠上滿員電車
同車乘客嫌惡的視線透過報紙 瞟向我這邊

當時的我 雖然故鄉的馨香就瀰漫在那其中
卻仍選擇離鄉和夢一起過活 二十歲的秋天
在一個用成綑鈔票打臉人們夢想的城市
在一個好不容易才走到「昭和」的城市 惶惶終日
沒多久便學到 「夢想」和
「希望」根本是兩回事
曾幾何時 有了一張老氣橫秋的世故臉孔
在不斷輪迴的季節風景之中
只有人們一點一點地在改變
在這城市不只是車流和人群 就連夢想
也在淤塞之中 逐漸放棄掉了

緊抱著你 對你發誓永恆的那一天
並沒意識到「祈願」並非等同「誓言」 因而傷害了你
撿拾起散落一地的夢想碎片
不知何時起我唱起了歌 為了在掌心中
獲得一絲溫暖而唱的 全是些悲傷的歌
在這個甚至連人心也能用成綑鈔票收買的城市
在這個令人憎恨的同時也愛戀不已的 不可思議的城市
沒多久便學到 「愛」和「戀」根本是兩回事
好不容易讓自己似乎僅有少許不幸
在柏林圍牆倒塌的那一夜
卻突然意識到 這座城市存在著另一座高牆
我想要比現在用更高亢更響亮的聲音
繼續歌唱 打從心裏這麼想

歌曲 雖然改變不了世界
至少能讓自己不被改變
把心棄置在淤塞之中
空虛地活下去 我辦不到

抱著吉他盒 飛奔上「Himari光」號特快車
疲憊不堪的身體陷入座椅中 不經意地望向天空
正巧看到 本世紀最後的金星凌日
剛剛結束 就像什麼事也沒發生過一樣
一顆寶石 投向了天際

我抱著吉他盒
我啊 明天依然
會唱著歌吧
大概在某個地方
大概在某個地方

03. 修羅の如く
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 服部隆之

人は何故 男と女に 分かれてしまったのだろう
あらゆる哀しみが そこから始まるのに
たとえば愛だけでは 生きてはゆけないけれど
もしも愛なしでは とても 生きられない

次に男に 生まれたならば
修羅の如く 激しく生きるだろう
日が沈み また昇るように 生命くりかえし
子供のような瞳で眠るだろう

次に女に 生まれたならば
母の如く 強く生きるだろう
悲しみを悲しみとして 受け止めながら
疲れた修羅を 抱いて眠るだろう

人は何故 光と影に 分かれてしまったのだろう
あらゆる憎しみが そこから生まれるのに
たとえば雨のなかで 日差しに憧れても
やがて日差しのなかで 雨を恋しがるだろう

次に女に 生まれたならば
天女の如く 柔らかく生きるだろう
喜びを喜びとして 受け止めながら
悲しい修羅を 愛して生きるだろう

次に男に 生まれたならば
修羅の如く 激しく生きるだろう
寄せては返す 波のように 生命くりかえし
愛しい人を 守って生きるだろう
寄せては返す 波のように 生命くりかえし
愛しい人を 守って生きるだろう

03. 宛如修羅
中譯: Orika

人哪 為什麼要被區分為男和女呢
所有一切的悲哀 皆由此而生
就好比 人雖然不能光靠愛活在這世上
可是如果沒有愛 更是活不了啊

下次若生為男子
我當會宛如修羅 活得轟轟烈烈吧
如同日昇日落一般 生命也周而復始
以孩子般的純真眼眸睡去吧

下次若生為女子
我當會宛如慈母 活得強韌不屈吧
將悲傷如實當成悲傷來接受的同時
再將疲憊不堪的阿修羅 摟進懷中安睡吧

人哪 為什麼要被區分為光和影呢
所有一切的憎恨 皆由此而生
就好比 在大雨滂沱中就嚮往陽光
然後在艷陽高照下 又會眷戀起雨水吧

下次若生為女子
我當會宛如天女 活得柔情脈脈吧
將喜悅如實當成喜悅來接受的同時
再將悲傷不已的阿修羅 愛入心坎活下去吧

下次若生為男子
就宛如修羅 活得轟轟烈烈吧
如同潮起潮落一般 生命也周而復始

守護心愛的人活下去吧
如同潮起潮落一般 生命也周而復始
守護心愛的人活下去吧

04. 初恋
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

通学バスが止まる坂道を少し降りたら
小さな公園があったでしょう
あの頃の私はあなたに声もかけられず
そこであなたの通るのを見てた
好きとつぶやくだけで 胸が張り裂けそうで
大きな桜の樹に そっと
ささやいてた あの人よ あの人よ
誰かにもらったあなたの写真に
音もなく 降りしきった
桜の花 花 花びら

初恋はそうして季節の花とともに
いつしか消えてしまったけど
つらい時も私のこの胸の中で咲いて
時折悲しみを支えてくれた
あなたは何も知らずに 何処かで幸せですか
大きな桜の樹は 今年
公園と一緒に消えたけど
あなたの写真の中では今も
その腕をひろげて 桜の花 花 咲いてる

あなたの写真の中では今も
音もなく 降りしきる
桜の花 花 花びら

04. 初戀
中譯: Orika

在通學公車停駐的斜坡 再往下走一點點
有一座小小的公園
那個時候 我根本沒勇氣跟你打招呼
只是每天等在公園望著你經過
一句小小聲的"我喜歡你" 就足以讓整個胸口快要脹裂
在高大的櫻花樹下 偷偷地
輕聲呢喃 是那個人喔 是那個人喔
有同學給我一張你的照片
無聲無息地 紛然飄落
櫻樹的花 花朵 花瓣

雖然我的初戀 就那樣伴隨著這個季節的花朵
不知何時隨風而逝了
但當痛苦的時候 依然在我胸中綻放
不時支撐著我的悲傷
而你什麼也不知道 在某個地方幸福著吧
那棵高大的櫻花樹 今年
和公園一同消失了
但在你的照片中 至今
仍然伸展著胳膊 櫻樹的花 花朵 盛開著

在你的照片中 至今依舊
無聲無息地 紛然飄落
櫻樹的花 花朵 花瓣

05. 十六夜
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

火をおこせ 木をくべろ 今宵は十六夜
初恋を偲びながら いざ酔い 酒を注げ
夜空ふんわり雲が往く 火の粉が舞い上がる
あれは土星か 木星か さて螢か幻か
我等どの道 ひとり旅
風も哀れの 風媒花
ここをせんどの盛り上がり
旅は道連れ世は情
友よ 友よ 頼りなき友よ ずぼんが焦げておるぞ


ふと黙るその一瞬を 虫の音が埋めてゆく
照れ乍ら恋を語る おまえが愛しくなる
時はゆく時はゆく 土足で胸こじあけて
負けるもんか 負けるもんかと 何故か昂ぶる心
我等どの道 風まかせ
子供の顔で生きている
宝の地図の切れ端を
信じて 生命 無駄に はしゃぐ
友よ 友よ 情無き友よ 酒をこちらにも廻せ
我等どの道 ひとり旅
風も哀れの 風媒花
上を下への大騒ぎ
一里踏み出しゃ旅の空
友よ 友よ ふがいなき友よ 寝るにはまだ早いぞ

05. 十六夜 (註:陰曆十六夜)
中譯: Orika

點起火吧 添些柴吧 今宵乃十六夜
一邊追憶初戀 不醉不歸 美酒倒吧倒吧
夜空白雲飄飄然飛去 焰火星屑紛紛然飄揚
那究竟是土星 木星 抑或螢火 還是幻影
吾輩該往何路 孤身行旅
連風亦懂情趣
 風媒之花
在此舉杯祝君前途之蓬勃
旅重
旅伴 世重情義
吾友呀 吾友呀 不可靠的吾友呀 褲子燒焦了啦

你驀然沈默的瞬間 埋没在唧唧蟲聲中了
面帶羞澀傾訴戀情 你啊變得好可愛
韶光易逝韶光易逝 穿著鞋直撬胸臆
我豈會輸人 豈會輸人 莫名趾高氣昂的心
吾輩該往何方 任風帶路
以赤子之顏縱橫人世
相信那從藏寶圖
剪下來的碎片 就讓生命 徒然 喧嘩
吾友呀 吾友呀 無情義的吾友呀 酒巡到這兒來呀
吾輩該往何路 孤身行旅
連風亦懂情趣 風媒之花  
從上到下的騷動狂熱
踏出一里之外即海闊天空
吾友呀 吾友呀 沒出息的吾友呀 現在去睡未免太早啦

06. 破
作詞・作曲:さだまさし / 編曲: 服部隆之

いつまでもあなたのものでいると
一体誰が約束したの
突っ張って Far away
これでお別れです Get away
夢から醒めて Run away. It's my way

振り向けば誰もが皆 つもる
想い出に引き止められるけど
振り切って Far away
降りしきる雨に Get away
傘もささないまま Run away. to my way


そんなに驚かないで 心は移ろい易い
教えてくれた人は あなたのはずでしょう
背中でドアの悲鳴を聞きながら

いつまでも あなたのものでいたい
どこかで誰か 叫んでるけど
聞こえないわ Far away サヨナラ

掌に拡げるている想い出
処々が破れている
突っ張って Far away
傷ついたまま Get away
それはお互いよね Run away. It's my way


あんなに冷たい顔で 知らない人見るように
氷の心のふり 私をみつめて
答えを私に出させた ずるい

いつまでも 私のままでいたい だから
もう振り向きはしないわ
振っ切って Far away
これでお別れです Get away
夢から醒めて Run away. to my way

突っ張って Far away Get away
突っ張って Far away Run away
突っ張って Far away Get away
突っ張って Far away サヨナラ

06. 破
中譯:Orika

"我永遠屬於你"
到底是誰這麼約定的呢
奮力一推 Far away
就此作別 Get away
夢已醒來 Run away. It's my way

回首過往 大家都是
被層層積疊的回憶所挽留
狠狠甩開 Far away
大雨滂沱 Get away
連傘也不撐 Run away. to my way

你不必那樣驚訝 人心易變
教導我這一點的 不正是你嗎
一邊聽著我背後傳來門扉的嗚咽

"我想要永遠屬於你"
是誰在哪兒 這樣叫嚷著
我聽不見啊 Far away 再見了

在掌心中攤開的回憶
千瘡百孔
奮力一推 Far away
傷痕累累 Get away
兩敗俱傷吧 Run away. It's my way

你以冷漠的表情 像望著陌生人一樣
假裝心冷如冰 直望著我
卻要我給出答案 未免太狡滑了吧

我永遠都只想做我自己 所以
我不再回頭了
奮力一推 Far away
就此作別 Get away
夢已醒來 Run away. It's my way

奮力一推 Far away Get away
奮力一推 Far away Run away
奮力一推 Far away Get away
奮力一推 Far away
 再見了

07. デイジー
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

君から言い出した別れなのに
さよならの響きに自分で驚いて
ふたつほど大きなため息ついて
あふれそうな涙こらえてる

も一度抱きしめて欲しいなんて
ぬくもりの中で恋を見送らせてと
最后の我侭君の髪の匂いの
向こうで揺れてた はち植えの デイジー

★ 忘れないで 僕だけは君の味方
  たとえ別れても愛は変わらない
  忘れないで いつまでも君の味方
  たとえ世界を敵に回しても ★


僕の胸に頬を 埋めたまま
出会った時の僕の台詞真似てみせて
決して未練じゃないよと前置きして
昔の事いくつか数えたあと

窓辺まで歩いて振り返って
愛なんて言葉がもどかし過ぎる程
愛してたと最后の台詞 君と
逆光線に 揺れてた デイジー

★ Repeat

君から言い出した別れなのに
さよならの響きに自分で驚いて
愛してたと最后の台詞 君と
逆光線に 揺れてた はち植えの デイジー

07. 雛菊(Daisy)
中譯: Orika

明明是你提出的分手
自己卻驚愕於那句再見的迴響
發出兩人份的巨大嘆息
強忍著盈眶的淚水

"好想再次緊抱你
在溫存之中目送愛情遠去" 你說
就當是我最後的任性
在你髮香的彼方搖曳著的 那盆雛菊 可以送我嗎

★ 請別忘記 只有我是你的盟友
  就算分手 對你的愛也永遠不變
  請別忘記 永遠都是你的盟友
  緃使全世界與你為敵 ★

你的臉頰 就這麼埋在我的胸膛
相遇之時我說的台詞 模仿一下
讓我聽聽吧
絕對不是我還有所依戀喔 我話說在前頭
在盤點過往日的種種之後

踱到窗邊轉過頭來
這時還說什麼愛不愛的 實在太讓人煩躁
"我曾愛過"在這句最後的台詞中 和你一同
搖曳在逆光中的 雛菊

★ Repeat


明明是你提出的分手
自己卻驚愕於那句再見的迴響

"我愛過你"在這句最後的台詞中 和你一同
搖曳在逆光中的 那一盆 雛菊

08. せっせっせ
作詞・作曲: さだまさし

せっせっせ 憶えていますか
淋しがり屋が 手をとり合って
ぬくもり 確かめるように せっせっせ
せっせっせ あなたが求めた愛は
もしかしたら そんな哀しい 遊びに似ていた
夢から覚めるように
あなたが 冷めてゆく
枯木が倒れるように
愛が終ってゆく

★ せっせっせ 忘れないでね
  次にあなたが 愛する人の指は離さないでね


せっせっせ 憶えていますか
出合った頃の もどかしい恋
さみしさ重ね合うように せっせっせ
せっせっせ 私の過ごした愛は
糸が絡んだ 独りあやとり
ほどくために 糸を切る
時が代わるように
あなたが 変わってゆく
夕陽が落ちるように
愛が 沈んでゆく
せっせっせ 忘れないでね
次にあなたが 愛する人に 嘘はつかないでね

★ Repeat

08. 來 來 來
中譯: Orika

來 來 來 你還記得嗎
兩個怕寂寞的人 手拉著手
為了確認彼此的溫度 來 來 來
來 來 來 你所追求的愛情
難不成 是那樣地悲哀 就像一場遊戲
彷彿從夢中醒過來似地
你 越來越冷淡
彷彿枯樹即將倒下似地

愛 邁向了終點

★ 來 來 來 不要忘記呀
  下一次 你可不要放開心愛的人的手呀 ★

來 來 來 你還記得嗎
相遇之初時 迫不急待的愛情
像是交疊起寂寞一般 來 來 來
來 來 來  我那過度的愛情是
一只繫著絲線的傀儡
為了解脫 而割斷了線
如同時代交替一樣
你 慢慢地變了
如同夕陽西下一樣
愛 沈落了下去
來 來 來  不要忘記呀
下一次 你可不要對心愛的人扯謊呀

★ Repeat

09. 冬の蝉
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 服部隆之

時として人は 季節を違えて
生まれることがある 冬の蝉のように
けれど短い時代(とき)を 悲しみもせずに
鳴き尽くせたら誰も 嘘と呼びはしない

★ せめて 枯野を駆け巡る
  夢と呼んでも
  いつか 時の流れを越えて
  真実(ほんとう)になる日が来る

  あゝ生命は生命 夢は夢
  何処で咲くかは 風に訊け ★

時として花は 季節を違えて
咲き匂うことがある 早い春のように
迷い咲きと呼ばれて 疑いもせずに
咲き尽くしたら誰も 嘘と呼びはしない

  せめて蒼い空を埋める
  風の色になれ
  いつか時の流れを越えて
  実を結ぶ日も来る

  あゝ心は心 花は花
  何処で散るかは 風に訊け

★ Repeat

09. 冬蟬
中譯: Orika

有時候 人就像是
在錯誤季節出生的冬蟬一樣
即便生於如此短暫的時代 一點也不覺悲傷地
高鳴到最後一刻為止 任誰也不能斥之為虛妄吧

★ 至少 縱情馳騁於荒野
  哪怕此時僅能稱為幻夢
  當越過漫漫的時光長流
  化為真實的那一天終會到來

  啊啊 生命就是生命 夢想就是夢想
  會在何處綻放呢 問問風吧 ★

有時候 人就像是
在錯誤季節爭奇鬥艷的花朵一樣
就算被人說不合時節 卻一點也沒有懷疑
盛放到最後一刻為止 任誰也不能斥之為虛妄吧

  至少 葬身於蔚藍天空中
  化為風的顏色吧
  當越過漫漫的時光長流
  結成果實的那一天終會到來

  啊 心就是心 花就是花
  會在何處飄零呢 問問風吧

★ Repeat

10. 赤い靴
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

坂道の途中でふと振り返れば
幻のように 光る海が見えた
あの頃の二人は いつも港を見てた
外国船の白と 君の赤い靴
坂道をたどる時に 感じる自分の重さと
登りつめた時に
ふいに拡がる眩しい風景を君は愛してた
とてもとても優しいまなざしで
僕は誰かが君を遠くへ連れていってしまいそうで

悲しかった

僕はまだ今でも 坂の途中に居て
やっと自分の 重さ感じている
今でも忘れない 栗の花の向うの
飛行機雲の白と 君の赤い靴
僕の長い坂道は 遠く険しいけれど
登りつめた時に
きっと眩しい風景が待っていると信じて
辛い時は君の赤い靴
思い出しながら 強く生きている

いつの日か君と二人で 見るはずだったあの青い海を
信じて坂道 登り続けているよ

10. 紅鞋
中譯: Orika

在爬上斜坡的半路上 不經意回頭一望
只見一片閃閃發光的大海 如夢似幻 映入眼簾
那時候我們兩個人 總是眺望著港口
那外國船的雪白 和你那雙紅鞋子
在爬坡當中 逐漸感到自身的沈重和
最後登頂時
猛然在眼前展開的眩目景致 你是如此喜愛
總是以極其溫柔的眼神凝望著彼方
我卻有種預感 彷彿會有人將你帶到遠方去
而頓感悲傷

時至今日我仍在 爬坡的途中
終於感受到自身的沈重
至今我仍無法忘懷 在栗子花的對面
那飛機雲的雪白 和你那雙紅鞋子
我所攀爬的漫長坡道 既遠且險
但我相信 在最後登頂時
一定會有眩目的景致 等在我的前方
當感到艱辛時 只要想起
你那雙紅鞋子 我就能堅強地活下去

依舊相信著 那片本該和你兩個人 並肩眺望的藍色大海
在那斜坡上 我依然繼續舉步向上唷