ALBUM 35. 予感 2010.06.09

01. 片恋
02. その橋を渡る時
03. 何もなかった
04. つくだ煮の小魚
05. 思い出暮らし
06. 冬薔薇
07. 私は犬に叱られた
08. 茨にもきっと花咲く
09. 静夜思
10. 予感

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*如欲轉載中譯歌詞,請註明出自織歌蟲網站,謝謝。

 

予感

預感

01. 片恋
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

こんなに恋しくても
届かない心がある
こんなに苦しくても
言えない言葉がある
ときめいて あこがれて
聞こえない声で叫んでいる
あなたに届け いつかいつの日か
あなたに届け せめてそのかけらでも

こんなに寒い朝も
温かい恋がある
こんなに悲しくても
口ずさむ歌がある
ひたむきに ひたすらに
あなたを思う夢がある

あなたに届け いつか蒼空に
あなたに届け 歌よ伝えてよ
あなたに届け いつかいつの日か
あなたに届け せめてそのかけらでも

こんなに恋しくても
届かない心がある
こんなに悲しくても
口ずさむ歌がある

01. 單戀
中譯: Orika

即使愛得這樣深
還是有觸不到的心
即使愛得這樣苦
還是有說不出的話
心動 憧憬
以聽不見的聲音吶喊
直達你心吧 不知何時但終有一天
直達你心吧 至少就一塊碎片也好

即使是如此寒冷的早晨
還是有溫熱的愛情
即使如此悲傷難耐
還是有哼出口的歌
心無旁鶩 一往情深
做一個思慕你的夢

直達你心吧 何時能穿透蒼穹
直達你心吧 歌聲呀傳送給你吧
直達你心吧 不知何時但終有一天
直達你心吧 至少就一塊碎片也好

即使愛得這樣深
還是有觸不到的心
即使如此悲傷難耐
還是有哼出口的歌

02. その橋を渡る時
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

もしも僕がその橋を渡るなら
何も迷わずに胸を張って渡る
もしもその橋を叩くくらいなら
僕にその橋を渡る資格はない
Rubicon river
  その河を 河を渡るとはそういうことなのだ
  Rubicon river
  決心とは 賽を投げるとはそういうことなのだ ★

渡った先での不安におののくなら
僕は水の色を眺めて死ぬが良い
永遠にこの河を眺めるだけの方が
幸せだという人生だってある
◆ Rubicon river
  生きるとは 生きることとはそういう物なのだ
  Rubicon river
  幸せとは 幸せとはそういう物なのだ ◆

もしも僕がこの橋を渡る時
必ず一度は振り返ると思う
置き去りにするものを自分に刻むために
そしてもう二度と戻らないために
★ Repeat
◆ Repeat

02. 渡橋之時
中譯: Orika

假使我要渡過那座橋
就要義無反顧地挺胸跨過
倘若還要先拍打橋身看看是否牢靠
那麼我便沒有過橋的資格
★ Rubicon river
  橫越那條河 所謂破釜沉舟就是這麼回事
  Rubicon river
  所謂的決心 「骰子已經擲出」就是這麼回事 ★

假使對彼岸前方所潛藏的不安 心驚膽顫的話
那我還不如望著這片波光水色就此死去
眼光永遠只投向這條河的彼岸
才是所謂幸福的人生
◆ Rubicon river
  所謂的生存 生存就是這麼回事
  Rubicon river
  所謂的幸福 幸福就是這麼回事 ◆

當我要渡過這座橋的時候
我想我一定會轉頭回顧一次
為了將抛之在後的事物銘刻在心
為了今後勇往直前不再回頭
★ Repeat
◆ Repeat

03. 何もなかった
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

◆ 村の入り口には紅い花が咲いてる
  昔から咲く本当の名前は知らない ◆
  今は誰も憶えてなどいないんだ
  もう今は誰も知らない

昔 戦があった時 花は一度枯れたけど
今は見渡すかぎり赤い絨毯のように
何もなかったかのように咲いてる
そう何もなかったかのように

人は皆 花の美しさに酔い
かなしい時代は忘れたようだ
父を母を兄を友を失ったあの戦や
最後に全て焼き尽くしたあの光さえも

★ 何もかも綺麗さっぱり 忘れてしまう幸せの中で
  みんな暮らしてるこの村では
  あの時何も起きなかった そうつまり
  何もなかった

  村の入り口には小さな石の仏が立ってる
  昔からある仏の名前は知らない
  今は誰も憶えてなどいないんだ
  もう今は誰も知らない ★

忘れてはいけない事と忘れてもかまわない事の
境目でいつもうろたえている
大切な事ほど忘れ
忘れたい事ほど忘れられない

花の色はいつか移ろう
楽しい時ほど早く過ぎゆく
父を母を兄を友を奪われたあの時
さしのべられた誰かの手の温もりでさえも

★ Repeat

03. 一無所有
中譯: Orika

◆ 在村子的入口處開著紅色的花朵
  從以前就有了 卻不知它真正的名字 ◆
  如今已經沒人記得了
  如今早已無人知曉了

從前 還在打仗時 花兒也曾一度枯萎
現在放眼望去 只見一片艷紅的絨毯
像是什麼也沒發生過一樣地開著
對 像是什麼也沒發生過一樣

如今人們 皆沈醉在花兒的嬌艷中
似乎早已遺忘那個悲傷的時代
在那場戰爭中 失去了父母兄長還有朋友
所有一切最後全都焚燒淨盡 甚至連那道強光也是

★ 眼中一切盡皆美景 沈浸在將過去忘個精光的幸福之中
  這個村子的人們就這麼過著日子
  那個時候什麼也沒有發生 沒錯換言之
  也就是什麼都不曾有過

  在村子的入口處 立著一尊小小的石佛
  從以前就有了 也不知佛像的名字
  如今已經沒人記得了
  如今早已無人知曉了 ★

不可忘記的事和忘了無妨的事
總在兩者的交界處游移彷徨
越重要的事就越容易忘
越想忘的事就越不能忘

讓花的顏色有天能染上心頭吧
快樂的時光總是過得特別快
奪去父母兄長朋友的那個時代
甚至連他人伸出的援手 其中的溫暖也被奪走了

★ Repeat

04. つくだ煮の小魚
作詞: 井伏鱒二 / 作曲: さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

ある日 雨の晴れまに
竹の皮に包んだつくだ煮が
水たまりにこぼれ落ちた
つくだ煮の小魚達は
その一ぴき一ぴきを見てみれば
目を大きく見開いて
環になつて互にからみあつてゐる
鰭も尻尾も折れてゐない
顎の呼吸するところには 色つやさへある
そして 水たまりの底に放たれたが
あめ色の小魚達は
互に生きて返らなんだ

04. 佃煮的小魚
中譯: Orika

有一天 在大雨初歇的片刻
包在竹皮中的佃煮小魚
滾落到了地面的水坑中
仔細端詳那掉在地上
一隻又一隻的佃煮小魚
眼睛張得大大的
相互交纏成一個環狀
連魚鰭和魚尾都好端端地毫無折損
甚至在下巴呼吸的地方 還泛有一絲光澤
然而 那些掉落到水窪底部
糖蜜色的小魚們
是再也不會活過來了

05. 思い出暮らし
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

★ あの頃は良かったなんて 口に出して言うもんじゃないよ
  多分思い出の良いとこだけを「あの頃」と呼びたがる ★
「もしかしてあの時」なんて
逃げ込みたくもなるけど 待って
それで上手くいかないことだけに
「もしも」を押しつける
誰だって思い出暮らしの方が良いさ
良いことだけならね
霞でも食って 鏡見ないで
歳だけ取って バカに笑って
生まれて生きて死ぬだけなんだったらそれも良い
未来は悪い事だけ
連れてくるもんだなんて怯えるなんて
後ろ向きの思い出暮らしにはまだまだ若すぎる

記憶の中だけのヒーロー セピア色の自分伝説
そんなモン早く捨てちまって たかだかの僕になれ
傷口から腐るあいつ 傷口から強くなるあいつ
一つだけ胸に刻みたい 僕らは今を生きる
誰だって思い出暮らしの方が良いさ
嫌なことから逃げて
心を開いて 心で見て
受け止めたい 生命の理由(わけ)
折角生まれて生きているんだったら勿体ない
あの頃は良かったはず 永遠に過去は美しい
後ろ向きの思い出暮らしなどまだまだ早すぎる

★ Repeat

05. 靠回憶過日
中譯: Orika

★ 嘴上不該老是念念叨叨 "往日真美好啊"
  人哪大概僅看到回憶的美好 而贈以「往日」的美稱 ★
雖然有時候也會想逃入
「要是當時...」 但請稍等一下
當生活過得不如意時
只要硬冠上一句「如果」
人人都單靠回憶去過活 不也挺好?
若人生是純然的美好 豈不快哉
不食人間煙火 也不攬照自照
唯有馬齒徒增 一個勁兒傻笑
人生不過就是出生 活著 死亡罷了 倒也挺快活
說什麼 反正未來只會帶來不好的事
說什麼 未來多可怕啊 
那種背過身淨看回憶的生活 到底我還是太年輕了

只存在於記憶中的英雄好漢 泛黃已久的個人傳說
那種自欺我早就扔掉了 去成就一個更崇高的自己吧
從傷口腐爛的傢伙 從傷口變強的傢伙
其中只有一個是我想銘刻下來的 我們活在當下
人人都單靠回憶去過活 不也挺好?
就能逃開所有麻煩事了
打開心靈 用心去觀察
想去了解 生命的理由
好不容易生而為人活至今日 若只耽溺於回憶豈不浪費
往日確實很美好 過去永遠都是最美的
那種背過身淨看回憶的生活 對我來說還嫌太早了

★ Repeat

06. 冬薔薇 (ふゆそうび)
作詞・作曲:さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

カフェラテ越しに不意の別れ告げる君の向こうで
ベビーピンクの真冬の薔薇 風もなくゆらり揺れた
読みかけの物語に残された数ページ
手に汗握るまさかの展開には声もない
ミステリーなら最後のどんでん返しが
待ち構えてるんだけど

読み落としてた大切な君の心の傷を
もう一度君の美しい笑顔を温めるために
私を助けてという君の声が聞こえる
僕の細胞は全て君で出来てたと気づいた
口先だけの言葉じゃない こころで守ってゆくから

まだ僕にロスタイムが残されているのなら
どんでん返しの瞬間に運命を賭けるつもり

カフェラテ越しに不意の別れ告げる君の向こうで
ベビーピンクの真冬の薔薇 風もなくゆらりゆらり
ゆらりゆらり揺れた

06. 冬薔薇
中譯:Orika

透過手中的咖啡拿鐵 出其不意告別的你 在你對面
有一朵粉嫩的仲冬薔薇 在寂然無風中款款搖曳
讀到一半的故事 還剩下幾頁
手汗直冒 在這出人意表的展開中 闃然無聲
倘若這是懸疑小說的話 此刻正靜待著
最後來個大反轉

是我讀漏了 最重要的你 心中的傷
為了再一次重溫 你美麗的笑靨
我聽見 你的聲音在說 幫幫我
我發現全身的細胞皆因你而活絡
並不是口頭說說而已 我會用心去守護你

要是我還剩下些許傷停時間的話
我打算在大反轉的瞬間 賭上命運

透過手中的咖啡拿鐵 出其不意告別的你 在你對面
有一朵粉嫩的仲冬薔薇 在寂然無風中款款搖曳
款款搖曳

07. 私は犬に叱られた
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

犬に叱られた夢を見た
君ら人間は少し思い上がっているんじゃないかって
何の役にも立たぬ死に様を犬死になんて
軽々しく言うんじゃないと本気で怒ってた

犬に叱られた夢を見た
君ら人間は少しのぼせ上がっているんじゃないかって
散々人に迷惑かけて死ぬことを
これからは人死にと呼ぶことにするがいいって

飼い犬に手をかまれるなどと平気で言うけど
飼い主に殺される犬の方が多いくらいだ
言っておくが別に猿とは仲も悪くない
負けて遠吠えするのは君らじゃないかって
もっともだ もっともだ

犬に叱られた夢を見た
君らの前頭葉が発達した訳は
犬が臭いの部分を受け持ってやったからだ
君らに知恵を持たせてやった感謝を忘れてるって

犬に叱られた夢を見た
花咲か爺から桃太郎まで面倒見たのに
猫と違って泥棒もせず恨んで化けもせず
救助や介助やおまわりさんまで務めてきたのに

第一 人も食わぬ夫婦喧嘩やなんかを
犬が食わぬのは当たり前のことだろう
それより犬も歩けば棒に当たると言うけど
それの何処が幸せなのか説明してみろって
もっともだ もっともだ

犬に叱られた夢を見た
犬死になんて軽く言うなと叱られた
もっともだ もっともだ

07. 我被狗駡了
中譯: Orika

做了一個被狗駡到臭頭的夢......
你們人類是不是有點兒妄自尊大啊
當一個人死得毫無價值時 形容他「徒死如狗」
這話也說得太隨便了吧 我真的是很生氣耶

做了一個被狗駡到臭頭的夢...
你們人類是不是有點兒自命不凡啊
當我們狗類給周遭添麻煩 最後狼狽死去時
從現在起 應該叫做「徒死如人」才對呀

「養狗反被狗咬」 你們人類倒是可以若無其事說出口欸
其實被飼主殺掉的狗還更多哩
我說啊 我們跟猴子感情又沒特別差
還說啥「敗犬只敢遠吠」 那是你們人類好不好
本來就是 本來就是

做了一個被狗駡到臭頭的夢...
你們人類的前額葉之所以發達
還不是因為我們狗類幫你們負責處理臭味的部分
才讓你們得以擁有智慧的啊 你們這群忘恩負義的傢伙!

做了一個被狗駡到臭頭的夢......
從開花爺爺 到桃太郎我們可都幫忙照應了
我們跟貓不同 既不是小偷 也不是「我好恨我好恨~」的怨靈
舉凡救助 照護 還是巡警 明明我們一向都那麼盡忠職守耶

首先 連人類自己也吃不消的夫妻吵架
我們狗類當然也會吃不消啊
還有咧 俗話說「狗走在路上也會天外飛來一棒」 (意為喜從天降)
麻煩請說明一下這事哪裏幸運了你說啊你說啊
本來就是 本來就是

做了一個被狗駡到臭頭的夢......
駡我說 不要再隨便說「徒死如狗」了
本來就是 本來就是

08. 茨にもきっと花咲く
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

おめでとう 旅立ちだね
若い分きっと辛い道のりだろう
負けないで負けないで負けないで
意地を張って無理などし過ぎないように
季節(とき)は今 君はあの若緑色に
眩しく染まりながら歩いてゆく
君の征く茨の道に祝杯を挙げよう
転んでも笑って立ち上がれるよう
おめでとう 旅立ちだね
忘れないで 茨にもきっと花咲く

おめでとう 旅立ちだね
下手くそで良い君だけの道を征け
挫けるな挫けるな挫けるな
次に会うとき君は今より素敵だろう

いつまでも自分を若いと思わぬよう
いつまでも心は若く居られるよう
いつか花を懐かしむとき 信じたその道を
自分で褒めることが出来るよう
おめでとう 旅立ちだね
信じて良い 茨にもいつか花咲く
おめでとう 旅立ちだね
忘れないで 茨にもきっと花咲く

08. 荊棘肯定也會開花
中譯: Orika

恭喜你 即將踏上旅程了呢
因為年輕 踏上的肯定是艱辛的路途吧
別認輸別認輸別認輸
希望你別太固執己見 別太勉強自己
季節正合適 你全身映染上
那抺耀眼的嫩綠 往前邁出步伐
舉杯致敬 那條你所將征討的荊棘路吧
就算跌倒 也能笑著馬上站起來吧
恭喜你 即將踏上旅程了呢
別忘記 荊棘肯定也會開出花朵

恭喜你 即將踏上旅程了呢
征服那條 只屬於笨拙而善良的你的道路吧
別沮喪別沮喪別沮喪
下次見到你的時候 會比現在的你更棒吧

別認為自己可以永遠年輕
只有心可以永遠保持青春
當你想念花朵的時候 有時也要自己去誇奬
那條你所相信的路
恭喜你 即將踏上旅程了呢
要相信 荊棘肯定也會開出花朵
恭喜你 即將踏上旅程了呢
別忘記 荊棘肯定也會開出花朵

09. 静夜思
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: さだまさし・渡辺俊幸

ゆうらりと山際に のぼり来る十三夜
薄絹をまとふ如く 銀色(しろがね)に光降る
風も無き雲路に 静静心細く
思ひ出の縁取りの ほつれゆく音のあはれ
ふるさとは既に遠く 日ぐれて尚 道遠し
たおやかな 月の光に 知らず知らず涙零る
未だ見ず流星の 落ちゆく 昊(そら)の涯
独り寝の窓辺に聴く 君を恋うる歌

オルフェウス 或いはセレネの母 ティアの形見
一年に4センチ 遠ざかりゆく恋
ふるさとは遙か遠く 日ぐれて尚 道遠し
振り向けば かくも長き 迷い道に 人も絶へ
君知るや言の葉に 尽きせぬ恋の行方
ゆうらりと山際に のぼり来る十三夜

09. 靜夜思
中譯: Orika

山腳邊 冉冉昇起十三之夜
宛如纏裹一縷薄紗 潑灑一地銀輝
連風亦無 雲路之中 空虛寂然
鑲於回憶邊際 徐徐綻裂 聲響之哀
故鄉迢迢 日已西斜 道阻且長
婀娜月光下 不期潸然淚下
尚未望見 天際流星 自蒼天之涯 陡然墜落
孤枕獨眠 倚窗聆聽 戀汝之歌

奧菲斯 又或月神塞勒涅之母 其珠淚化為遺物
以一年位移4厘米之速 漸行漸遠的戀情
故鄉迢迢 日已西斜 道阻且長
回首一望 如斯漫長 迷途之中 人煙孤絕
盡汝所知曉之語 亦道不盡愛戀之行蹤
山腳邊 冉冉昇起十三之夜

10. 予感
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 渡辺俊幸

季節が変わるように
静かに押し寄せる波が
沁みるようにあなたで
満たされてゆく予感
八重山吹の花が
香るように風に揺れた
その坂道をあなたが歩いてくる
いつしかあなたに恋をした
遅咲きの花のように
気づいてもらえないかも知れないけど
小さく咲いたから
しあわせ しあわせ

朝焼けの水際に
光が満ちるように
ゆっくりとあなたに
染まりはじめる予感
ときめきを数えれば
悲しみが始まるから
この坂道を一人で歩いて行く
いつしかあなたに恋をした
遅咲きの夢のように
あなたに届かないかも知れないけど
小さく咲いたから
しあわせ しあわせ
しあわせ

10. 預感
中譯: Orika

就像那為了促使季節變化
而靜靜湧上岸的浪花
沁入心脾一般 因為你
而逐漸滿盈起來的預感
為了讓重瓣棣棠的花兒
散發芳香 在風中不住搖曳
你步上了那道斜坡
不知何時 我愛上了你
猶如遲開的花兒一樣
也許不受人注目
但只要綻放出小小的花
就好幸福 好幸福

為了讓朝霞映照的水濱
佈滿晨曦
開始慢慢地渲染到
你身上的預感
若要計算有過多少悸動
那麼就從哀愁伊始時算起吧
一個人獨自走上這斜坡
不知何時 我愛上了你
猶如遲開的夢
也許無法觸及你
但只要綻放出小小的花
就好幸福 好幸福
好幸福