夜会 VOL.11 ウィンター・ガーデン
2000.11.22(水)~12.25(月)26回公演

夜会 VOL.11 ウィンター・ガーデン

舞台曲目
01. instrumental 「水琴窟」
02. 騙りの庭
03. instrumental 「凍原楼閣」
04. 朱色の花を抱きしめて
05. 朱を奪う紫
06. 陽紡ぎ唄
07. 疑えばきりがない
08. ツンドラ・バード
09. instrumental 「氷の花」
10. 街路樹
11. 氷脈
12. instrumental 「水琴窟」
13. instrumental 「朱色の花を抱きしめて」
14. 天使の階段
15. 記憶
16. 何を待っているの
17. 六花
18. 粉雪は忘れ薬
詩編
01. いない私
02. 新品の眺め
03. 片袖のない着物
04. 傷
05. おかえり
06. 能書き
07. 新品のスーツを着た男
08. 谷地眼
09. 計画
10. 湿原であります
11. 朱色の花を抱きしめて
12. 花暖房
13. 一生と一日
14. 狂言日誌
15. 野守草
16. ためになる恋
17. 獲物とった
18. ティーンエイジャーだった頃
19. 陽時計・月時計
20. 火をかざせ
21. 手を出すな
22. ひとりぽっちの闘い
23. 爪
24. さぐり
25. 虫
26. 雪の粒はいくつ
27. 古い帽子
28. 白銀霜髪
29. 白闇
30. 白都より
31. 田舎のネズミ
32. 轍
33. 作業灯
34. ひとりぽっちの闘い
35. 氷河零時
36. 氷室守
37. 遠近法
38. 足の下に何かがあるので
39. 地下から陽時計を見上げれば
40. ヤコブの梯子
41. 成就
42. ずっと待ってたのに
43. CAP
44. 空からアスピリン
45. 祝福
46. 越境者
47. 敵
48. 帳簿
49. 地吹雪を御存知ない
50. 凍原楼閣

*滑鼠點擊日文歌詞中的變色字串,可參看相關註解。
*如欲轉載中譯歌詞,請註明出自織歌蟲網站,謝謝。

 

*劇情介紹請見:「太息花色今更易 此身虛度春雨中

 

ウィンター・ガーデン

冬季花園 (Winter Garden)

01. instrumental 「水琴窟(すいきんくつ)」
作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

instrumental

01. instrumental 「水琴窟」
中譯:Orika

02. 騙(かた)りの庭
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

騙りの家の扉を 騙りの風が叩く
でも答えない あれはきっと
許されない私を探す音
もうあの人の足音の他には答えないわ

騙りの家に暮らして 騙りの名を名乗って
まだ生まれない人になって
あの人にだけわかる目印を
この草原の彼方まで咲かせておくわ きっと

02. 詐騙之園
中譯:Orika

詐騙之風叩響 詐騙之家的門
卻無人回應 那肯定是
在試探不被原諒的我的聲響
除了那人的腳步聲外 不再對其他有所回應

在詐騙之家生活 以詐騙者之名自命
成了尚未降生人世之人
將唯有那人才知曉的記號
讓牠一直盛開到這片草原的彼端吧

03. instrumental 「凍原楼閣(とうげんろうかく)」
作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

instrumental

03. instrumental 「凍原樓閣」
中譯:Orika

04. 朱(あけ)色の花を抱きしめて
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

★ 朱色の花を抱きしめて 私いつまでも待っているわ
  朱色の花に埋ずもれて みつからないかもしれないわ
  見渡す限り 境も果ても紛れて
  もうあなたの他には 誰にも会わない
  朱色の花を抱きしめて 私いつまでも待っているわ
  小さな頃遊んでた あの歌が手懸かり
  大切な約束は この花のインクで書いた
  朱色の花の花びらで 爪の先まで朱に染まる ★

★ Repeat

04. 懷抱朱紅花朵
中譯:Orika

★ 懷抱朱紅花朵 我會永遠等你
  埋身朱紅花朵 或許找不到我
  極目遠眺 邊界與盡頭混淆難辨
  再也不與 除你之外其他人相遇
  懷抱朱紅花朵 我會永遠等你
  兒時唱著玩兒的 那首歌便是線索
  最重要的約定 是以這花為墨寫下的
  用朱紅花朵的花辨 直染到指尖都泛紅 ★

★ Repeat

05. 朱を奪う紫
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

正しいのは誰 悪いのは誰
隠れたのは誰 見つかるのは誰
★ 朱を奪う色は いつの世も紫
  朱を奪う色は いつの世も紫 ★

悲しいのは誰 ずるいのは誰
さまようのは誰 忘れるのは誰
★ Repeat

05. 奪朱之紫
中譯:Orika

正義的是誰 邪惡的是誰
藏躲的是誰 尋到的又是誰
★ 能搶過朱紅的顏色 生生世世以來都是紫色
  能搶過朱紅的顏色 生生世世以來都是紫色 ★

悲傷的是誰 狡詐的是誰
徬徨的是誰 遺忘的又是誰
★ Repeat

06. 陽紡ぎ唄
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

◆ ★ Ding Dong, Ding Dong 何かが
    Ding Dong, Ding Dong 呼んだよ
    小人がかくれて何か話しかけるよ ★

  陽なたの綿毛と 月夜の綿毛を
  両手で抱えて小人たちが紡ぐよ

  木の葉の迷子に 雨粒の迷子に
  小さな上着を作って着せるよ ◆

★ Repeat

◆ Repeat

★ Repeat

06. 織日之歌
中譯:Orika

請見《ALBUM 30. おとぎばなし─Fairy Ring─》 song01

07. 疑えばきりがない
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

疑えばきりがない 疑えばきりがない
どこまでもさかのぼり 悪い意味だけを探る
疑えばきりがない 疑えばきりがない
どこまでも 未来まですべて嘘に置きかえる

聞きたい答えは 言い訳
それとも 全ては嘘だと認める居直り
全ては嘘だと認める居直り
疑えばきりがない 疑えばきりがない

07. 一旦疑心便沒完沒了
中譯:Orika

一旦疑心便沒完沒了 一旦疑心便沒完沒了
蛛絲馬跡都要追根究柢 一味往不好的一面挖掘
一旦疑心便沒完沒了 一旦疑心便沒完沒了
無所不至 連未來也全調包成謊言

我想聽到的答案 是辯解
再不然就是 承認全是謊言來個大翻盤
承認全是謊言來個大翻盤
一旦疑心便沒完沒了 一旦疑心便沒完沒了

08. ツンドラ・バード
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

お陽さまと同じ空の真ん中に
丸い渦を描いて鳥が舞う
あれはオジロワシ 遠くを見る鳥
近くでは見えないものを見る
★ 寒い空から見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ
  イバラ踏んで駈け出してゆけば
  間に合うかも 狩りに会えるかも ★

あの丸い渦の真下のあたりは
必ず獲物が潜んでいる
獲物は潅木に紛れてくぐる
オジロワシには全部見えている
★ Repeat

目を開けた夏には真夜中の色
翼とも呼べない尨毛(むくげ)玉
独り巣立つ冬は雪雲の色
翼は霙(みぞれ)で斑(まだら)になる
  ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ
  氷踏んで駈け出してゆけば
  間に合うかも 過去に会えるかも

幾つもの冬を通り越す毎に
オジロワシの羽根は白くなる
最期の冬には雪よりも白く
やがてはお陽さまに溶けてゆく
  ツンドラの鳥は見抜いているよ 遠い彼方まで見抜いているよ
  氷踏んで駆け出してゆけば
  間に合うかも 明日に会えるかも
 
  間に合うかも 生きているうち会えるかも

08. 凍原之鳥
中譯:Orika

請見《ALBUM 29. 心守歌》 song08

09. instrumental 「氷の花」
作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

instrumental

09. instrumental 「冰之花」
中譯:Orika

10. 街路樹
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

街路樹は 都会のネックレス
季節ごとに 取り替えながら
街路樹は 都会の道しるべ
当たり前のように 車を見送って
とても軽やかに 会釈返し
足の先まで 磨きをかけて
でも街路樹は どの子もひとり
そこで生まれた ものはない
そこで生まれた ものはない

10. 行道樹
中譯:Orika

行道樹 是城市的項鍊
隨著四季更迭而變換
行道樹 是城市的路標
彷彿再自然不過地 目送車來車往
極其輕微地 點頭致意
從頭到腳都精心雕琢
然而行道樹 棵棵都是獨自一個
在此誕生 在此死去
在此誕生 在此死去

11. 氷脈(ひょうみゃく)
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

★ 氷の峰が育つ 凍てつく夜の中で
  氷の峰が割れる 凍てつく夜の中で ★
◆ 確かにあると信じていたことは夢の中
  形が変われば刃にも変わるよ
  愛しさも優しさも いつのまに すり替わる
  優しさも愛しさも いつのまに すり替わる
  哀しさと寂しさに すり替わる
★ Repeat ◆
 
◆ Repeat

11. 冰脈
中譯:Orika

★ 冰霜之峰長成 在寒凍的深夜裡
  冰霜之峰開裂 在寒凍的深夜裡 ★
◆ 曾經相信確有其事 卻是在朦朧夢中
  形狀改變的話 連刀刃都會變形喲
  連愛戀與溫柔 不知不覺間也被調換了
  連溫柔與愛戀 不知不覺間也被調換了
  調換成 哀傷與孤寂
★ Repeat ◆

◆ Repeat

12. instrumental 「水琴窟」
作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

instrumental

12. instrumental 「水琴窟」
中譯:Orika

13. instrumental 「朱色の花を抱きしめて」
作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

instrumental

13. instrumental 「懷抱朱紅花朵」
中譯:Orika

 

14. 天使の階段
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

★ 眺めに行かないか 天使の階段
  寒い野原を駈けて ★
重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる
風も雪も話しやめる
ごらん そっと天使が伝い降りる
残された迷子を呼ぶ

眺めに行かないか 天使の階段
凍る水を渡って
人が触れることはできない
人が崩すこともできない
天使だけが伝い昇る
ごらん 白い鳥が追いかけてゆく
どこまでも昇ってゆく

★ Repeat

14. 天使的階梯
中譯:Orika

請見《ALBUM 28. 短篇集》 song06

15. 記憶
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

  もしも過ぎた事を
  全て覚えていたら
  なにもかもが 降りつもって
  辛いかもしれない
★ もしも 生まれる前を
  全て覚えていたら
  ここにいない人を捜し
  辛いかもしれない ★
● 思い出すなら幸せな記憶だけを
  楽しかった記憶だけを
  たどれたらいいけれど ●

★ Repeat
▲ 忘れてしまったのは 幸せな記憶ばかり
  嬉しかった記憶ばかり
  そうであってほしいけれど ▲

◆ 1人で生まれた日に 誰もが掌に握っていた
  未来は透きとおって
  見分けのつかない手紙だ ◆

  何が書いてあるの

◆ Repeat

● Repeat

★ Repeat
▲ Repeat

◆ Repeat
  何が書いてあるの

◆ Repeat

15. 記憶
中譯:Orika

  假如發生過的事 過去的一切
  全部都記得的話
  所有一切 不斷積累
  或許是難以承受之苦
★ 假如 連出生之前的事
  也全都記得的話
  尋覓著不在此地之人
  或許是難以承受之苦 ★
● 真要回憶的話
  若是只追溯幸福的記憶
  若是只追溯歡樂的記憶 那就好了 ●

★ Repeat
▲ 偏偏忘個精光的 卻淨是幸福的回憶
  淨是歡喜的回憶
  雖然那是我所期望的 ▲

◆ 一個人獨自來到世間的日子 人人都緊握掌中
  而未來卻是 一張全然透明
  字跡難辨的信箋 ◆

  上頭寫了什麼呢

◆ Repeat

● Repeat

★ Repeat
▲ Repeat

◆ Repeat
  上頭寫了什麼呢

◆ Repeat

16. 何を待っているの
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

何を待っているのだろう
誰を待っているのだろう
朱色の花を抱きしめて
氷の花を抱きしめて
★ 思い出せない たどりつけない
  夢の中では 覚えてたのに
  朱色の花を抱きしめて
  いつまで待っているのだろう ★

★ Repeat

16. 你在等什麼呢
中譯:Orika

你在等什麼呢 
在等待什麼人呢
懷抱朱紅花朵 
懷抱冰雪之花
★ 無法思憶 無法追溯
  明明在夢寐之中 記憶猶存
  懷抱朱紅花朵
  究竟要等到何時呢 ★

★ Repeat

17. 六花
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

広い空の中には 罪もけがれもある
広い空の中には 何もないわけじゃない
広い空の上から さまよい降りて来る
泣いて泣いてこごえた 六つの花びらの花
★ 六花の雪よ 降り積もれよ
  白く白く ただ降り積もれよ
◆ 六花の雪よ 降り積もれよ
  すべてを包んで 降り積もれよ ◆ ★

すさぶ大地の下で 花は眠っている
吹きつける北風の 子守歌聴いている
広い空の上では 手紙がつづられる
透きとおる便箋は 六つの花びらの花
★ Repeat

◆ Repeat

17. 六花
中譯:Orika

請見《ALBUM 29. 心守歌》 song06

18. 粉雪は忘れ薬
作詞・作曲: 中島みゆき/編曲: 瀬尾一三

忘れなけりゃならないことを
忘れながら人は生きるよ
無理して笑っても 無理してふざけても
意地悪な風 意地悪な雨
忘れさせて優しい日々を
忘れさせて楽しい人を
足音? 車の停まる音?
間違えながら待ってしまうから
粉雪は忘れ薬
すべての悲しみ消してくれるよ
粉雪は忘れ薬
すべての心の上に積もるよ

遠い町を訪ねてみても
1人きりで暮らしてみても
忘れるための無理は どこかに隙がある
よみがえる風 よみがえる雨
忘れさせて 古い約束
忘れさせて 古い口癖
覚えておこうとしないのに
何かのはずみ 思い出して泣ける
粉雪は忘れ薬
すべての心の上に積もるよ
粉雪は忘れ薬
些細なことほど効き目が悪い

粉雪は忘れ薬
寂しい心の上に積もるよ
粉雪は忘れ薬
すべての心の上に積もるよ
粉雪は忘れ薬
すべての心の上に積もるよ
すべての心の上に積もるよ

18. 細雪是遺忘的良藥
中譯:Orika

請見《ALBUM 28. 短篇集》 song09