グレープ ALBUM 02. せせらぎ 1975.05.25

01. ほおずき
02. 殺風景
03. ゆだねられた悲しみ
04. 女郎花
05. 残像
06. 交響楽
07. ラウドネス
08. 絆
09. 風邪
10. 恋人擬
11. 掌
12. 追伸

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せせらぎ

潺潺流水

01. ほおずき
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: グレープ

いくつかの水たまりを残して
梅雨が駆け抜けてしまえば
しめった風の背中越しに
きみの好きな夏が来ます

あの日きみにせがまれて
でかけた小さなお祭り
綿菓子の味アセチレンの光
きみは赤いほおずきを買った

ため息でまわしたひとつのかざぐるま
とまらずにとまらずに
まわれと二人祈っていたのに

きみの下駄の鼻緒が切れた
ひとごみにまかれて切れた
僕の肩にすがりうつむいたきみは
おびえるように涙をこぼした

走馬灯に照らされて
僕はほおずきをかんで
風鈴の唄に合わせてきみが
団扇でそっと風をくれた

僕の肩越しに
子供の花火をみつめ
きみは小さくつぶやいた
消えない花火があるなら欲しいと

たわむれに刻んだ
二人のたけくらべ
背のびして背のびして
つま先立ってもとどかない

あの日のお祭りに
今夜は一人で行ったよ
想い出のほかにひろったものは
誰かが忘れたほおずきをひとつ

01. 燈籠果
中譯: Orika

地上留下無數水窪
如果梅雨已
奔掠而過
潮濕的風就會透過背部吹來
而你喜歡的夏天就要到來

那一天被你央纏著
於是帶你出門參加小型的廟會
電弧燈的光芒 散發出棉花糖氣味
你買了紅色的燈籠果

因嘆息而吹動的一枝紙風車
轉啊轉地停不下來
雖說當時 明明是我倆一起祈求它轉動的

你木屐上的草繩斷了
任人潮推擠之間斷掉的
勾纏住我肩膀的你
彷彿很害怕似地掉下淚來

被走馬燈照著
我嚼著燈籠果
你和著風鈴歌聲
用小圓扇為我輕搧著風

越過我的肩膀
凝視著孩子們放的煙火
你小聲地嘟囔著
如果世上有不會消失的煙火 我也想要

開玩笑地在牆上刻下
两個人的身
高互相比較
可你一逕長高又長高
現在就算我踮腳尖也比不上了

那一天的祭典
今夜我一個人去了
在回憶之外攤開的是
誰都忘了的一個燈籠果

02. 殺風景
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 服部克久

あなたが嫌いになった
わけではありません
あなたより好きな人が
できただけのことです

★ それは私が悪いのでなく
  あなたのせいでもない
  しいていうならばそれは
  何かの間違いでしょう
  ランララー ★

ふたりがはなれることは
ありはしないなんて
思い込ませてすごした
時間がいけないのでしょう

★ Repeat

02. 煞風景
中譯: Orika

並不是說
變得討厭你了
只是心裏
有了
比你更喜歡的人了

★ 那並不是我不好
  也不完全是你的錯
  硬要說的話
  是有什麼東西不對勁了吧
  啦啦啦 ★

"我們兩個人是絕對
不可能分開的"
我不能讓你繼續如此認定
而虛度年華吧

★ Repeat

03. ゆだねられた悲しみ
作詞・作曲: 吉田正美 / 編曲: 瀬尾一三

ゆだねられた悲しみを透明な風が
コスモスといっしょに運んでいった
コスモスは悲しみ
やさしげに揺れる悲しみ

澄み渡った空に
赤とんぼが置き去られ
ほほえむことなく縮れたひまわりに
秋の来たことを
今日もまた告げていました

03. 被委託的悲哀
中譯: Orika

透明的風把被委託的悲哀
和大波斯菊一同搬走了
大波斯菊是悲哀
貌似溫柔
搖曳著的悲哀

紅蜻蜓被遺棄在
萬里無雲的天空中
今日依然再次
將秋天降臨的消息告知那
擠不出一絲笑意的 蜷縮的向日葵

04. 女郎花
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: グレープ

夾竹桃の花は紅い花
私の涙は銀の鈴
諏訪の森の風は
日見の峠を越えて来る
親の便りをのせながら
あの人の面影をしのばせて

龍舌蘭の夢は白い夢
私の心は灰神楽
寺町通りの風は
銅座の川から吹いて来る
夢を見るには醒め過ぎて
見返り柳をふるわせる

篭町の小鳥は
いつかは私を連れて飛ぶ
それまでひとりで女郎花
想い出が過ぎればすぐに雨
想い出が過ぎればすぐに雨

04. 女郎花
中譯: Orika

夾竹桃的花是紅色的花
我的眼淚是銀色的鈴
諏訪森林的風
越過日見的山頂而來
乘載著雙親音信的同時
讓我追憶起那個人的面容

龍舌蘭的夢是白色的夢
我的心是往火盆灑水時揚起的飛灰
寺町大道的風是
由銅座的河川吹過來的
對於夢境來說是過分清醒了
震動了戀戀回望的垂柳

籠町的小鳥
何時要帶我飛走
到那時就只剩一個人 獨對女郎花
回憶一經過便瞬間下起了雨
回憶一經過便瞬間下起了雨

05. 残像
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 青木望

君が最後に告げた
冷たいひとことが僕を
凍てつかせてもう何も見えないよ
もう一度扉を開けて
昨日までと同じように
僕の胸をあたためておくれ

★ もうふたりの恋は終ったのですか
  楽しかった日々のかけらは
  もう君と僕との間には
  ほほえみさえ
  残して置いてはくれなかったの ★

それを君はひとこと
季節はずれの通り雨と
言い捨ててしまうのでしょうか

★ Repeat × 2

05. 殘像
中譯: Orika

你最後告訴我的
那冰冷的一句話
將我急凍起來什麼都看不見了呀
請你再一次開門
就像至昨天為止同樣地
為我溫暖我的胸懷啊

★ 兩個人的愛情己經結束了嗎
  過往歡樂時光的碎片
  在你和我之間
  連一抺微笑
  也不留給我了嗎 ★

對此 你只是用短短一句
"不合時節的驟雨"
做結語然後就離開嗎

★ Repeat × 2

06. 交響楽 (シンフォニー)
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 服部克久

煙草をくわえたら貴方のことを
突然思い出したから
涙の落ちる前に故郷へ帰ろう
町の居酒屋のヴァイオリン弾きや
似顔絵描きの友達も
今はもういない古い町へ
今でもそこにあなたがいたら
僕は何ていうだろう
あなたに逢うには使い残した
時間があまりに軽すぎて
★ 悔やんではいないよ
  想いはつのってもそうさ昔は昔 ★

今から思えば貴方がワグナーの
交響楽を聞きはじめたのが
二人の別れてゆく兆になった
何故ならそれからあなたは次第に
飾ることを覚えたから
確かに美しくなったけれど
見栄えのしないおもちゃに飽きた
あなたがいけない訳じゃない
新しい風にその身をまかせ
子供が大人になっただけ
★ Repeat
そうさ昔は昔

06. 交響楽
中譯: Orika

叼著煙 突然想起了
關於你的事情
在掉淚之前回到故鄉吧
在城裏居酒屋拉小提琴和
畫肖像畫的朋友
如今也已經不在了 回到老街
即使現在你還在那兒
我該說些什麼呢
剩餘的時間實在過於輕薄
還不足以讓我遇見你
★ 我並沒有後悔
  就算思念越來越強烈 沒錯 過去的就讓它過去吧 ★

現在回想起來 
當你開始聽華格納的交響樂時
便是我倆分道揚鑣的前兆
為什麼呢 因為從那時起你逐漸
學會裝飾音的技巧
雖然音色確實變得更優美了
你厭倦其貌不揚的樸素玩意兒
倒不是說你這樣不對
任由自己跟隨新風潮
只能說是孩子長大成人了
★ Repeat
過去的就讓它過去吧

07. ラウドネス
作曲・編曲: 吉田正美

(Instrumental)

07. LOUDNESS
中譯: Orika


08. 絆
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: 瀬尾一三

僕とあなたをつなぎとめるものが
そんな小さな言葉だけなんて
信じられない淋しすぎるよ
だから今は何も言わない

★ あなたがいつかおとなになれば
  その時初めて僕は告げるよ
  あなたを今まで
  愛し続けてきたことを
  AH~AH~
  だからそれまであなたの肩を
  じっと抱いたままで- ★

★ Repeat

08. 牽絆
中譯: Orika

維繫我和你的東西
只有像那樣簡短的話語
令人難以置信的寂寞啊
所以現在什麼也不說了

★ 哪一天你要是成年了
  到時候我會第一個告訴你喔
  至今為止
  我一直都愛著你呀
  AH~AH~
  所以在那之前就這樣一直
  緊緊抱著你的肩膀- ★

★ Repeat

09. 風邪
作詞・作曲・編曲: さだまさし

今日は風邪をひいてしまったから
きみへの電話は止すよ
こんなシオカラ声じゃ
君によけいな心配させる

こんな時は黙って寝てるのが
一番いいのよって君が
前にいってたけれど
確かに煙草がおいしくないね

季節がかわれば風邪もなおるよ
そしたら最初に電話をするよ

所できみから手紙が来たよ
初めの頃みたいに
少し照れくさそうな
文字がとりとめもないことばで

君はどんな気持ちで書いたの
ポストまでかけ出したの
早く着きます様にって
初めみたいに祈ったの

★ 季節がかわれば風邪もなおるよ
  そしたら最初に返事を書くよ ★

★ Repeat

09. 感冒
中譯: Orika

因為今天感冒了
就不打電話給你了喔
這樣沙啞的聲音
只會讓你為我操不必要的心

"這種時候乖乖上床睡覺
是最好的了"
雖然你之前也這樣說過
香煙確實變得不可口了呢

  換季的時候最容易感冒了
  如果感冒了第一件事就是打電話給我唷

話說你寫的信寄來了喔
就好像初次寫信一樣
有一點點不好意思似地
儘寫些不著邊際的話

你是抱著什麼心情寫信的呢
一口氣跑到郵筒寄出嗎
"真希望可以早點收到"
就像第一次寄信一樣祈禱著嗎

★ 換季的時候最容易感冒了
  如果感冒了第一件事就是回信給我唷 ★

★ Repeat

10. 恋人擬
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: あかのたちお

春の日に花畑を
ゴトゴトとね
それに合わせ君のまつ毛が
ふわふわとね
まわりのみんなが僕等を
恋人同志だと
思い込んでね信じこんでさ
ざわざわざわ
少しばっかり伸びすぎた
僕の髪がユラユラ

愉快だね誰もがみな
ウキウキとね
僕等をみて嬉しそうに
ソワソワとね
僕がきみの肩を
抱いたりしたならば
きっとみんなが安心するよ
ざわざわざわ
残念でしたってお日様が
笑いながらポカポカ

10. 仿戀人
中譯: Orika

春天裏的花田
窸窸窣窣(原文:咕咚咕咚)的呢
然後配合著你的睫毛
眨巴眨巴的呢
周遭所有人都以為
我們是一對戀人
這樣認定呢 深信不疑呢
熙熙鬧鬧嚷嚷
我的頭髮有一點點
太長了 搖搖晃晃

真愉快呢 人人全都
開開心心的
看著我們好像很快活似地
慌慌張張的
如果我摟一下
你的肩膀
大家一定就會安心下來喔
劈劈啪啪哐哐
太可惜了 太陽
一邊嘲笑著我
 熱熱哄哄

11. 掌
作詞・作曲・ 編曲: さだまさし

うつむきがちに私は
掌をみつめてる
自分の人生をみつめている
つかみそこねた愛を
指でそっとたどって
ためらいに疲れてため息つく
今より少しでいいから
勇気があれば
あなたのあたたかい指を
離さずにすんだのに
ありきたりの別れなど
しなくてすんだのにと

流した涙の数を
指折りかぞえてみる
ついてるついてないとかぞえてみる
いつの間にか私の
悲しみの数の方が
自分の年よりも増えてしまった
掌を鏡に写しさよならと云ってみる
いつもと同じ笑顔でこうして別れた
そしていつもこの涙を拭うのも私の手

11. 掌
中譯: Orika

我微微低著頭
凝視著掌心
凝視著自己的人生
因為抓太緊而搞砸的愛情
以手指輕輕在掌中摸索著
疲於猶豫不決而發出嘆息
要是擁有比現在再多一點點
的勇氣的話
原本可以不放開
你那溫暖的手指的
原本不必走向
一般尋常的分手的

屈指算算
至今流過多少淚水
算一算 走運不走運的次數
曾幾何時
我悲傷的次數
竟多過於自己的年紀了
向映現於鏡中的掌心 試著說聲再見
用和往常同樣的笑容 這樣道別
然後擦去往常眼淚的 也是我這雙手

12. 追伸
作詞・作曲: さだまさし / 編曲: グレープ

撫子の花が咲きました
芙蓉の花は枯れたけど
あなたがとても無口になった秋に
こわくて私聞けませんでした
あなたの指の白い包帯
上手に巻いてくれたのは誰でしょう

★ 風に頼んでも無駄ですか
  振り返るのは嫌いですか
  どこにもある様な事ですか
  私髪を切りました ★

たとえば今日のあなたのこと
他の人と楽しそうに笑ってた
あなたの声が眩しくて 耳をふさぎました
下手なくせにあなたの為に
編みかけた白いベスト
やはり夢でした ほどき始めましょう
あなたに借りた鴎外
読み終えていないのに
最後のわがままです 
あなたの 肩巾教えて下さい

★ Repeat

12. 補述
中譯: Orika

瞿麥花開了
可是芙蓉花卻枯了
在你變得如此寡言的秋天
我害怕著 無法開口詢問
你手指上的白色繃帶
是誰幫你包紮得這麼好的呢

★ 拜託風兒也沒用嗎
  你已不願再回頭嗎
  這是到處都有的事嗎
  我剪掉了頭髮 ★

譬如說 像你今天這樣
和別人好像很開心似地笑著
你的聲音是如此耀眼 我捂住了耳朵
那件剛開始織的白色背心
雖然織得醜醜的 卻是為了你
果然是一場夢啊 動手拆掉毛衣吧
跟你借閱的鷗外也
還沒讀完說
就當是我最後的任性
請告訴我 你的肩寬多少好嗎

★ Repeat